今いる場所を、最大限に活かした婚活をしませんか?「置かれた場所で咲きなさい」

見合や出会いの数を増やせばいいのかというと、単なる数合わせな感じに活動をしていると婚活疲れに陥ることがあります。

一つ一つの出会いを、出会ったかたとの時間を、どのように過ごされていますか?

今の環境や、出会う場所を変えても心持が変わらなければ似たような結論を招き、混乱に陥る確率は高くなります。心のどこかで「やっぱりダメだ」「前と一緒だ」と無意識にイメージ通りになっていると言っても過言ではありません。
もちろん、願ったことではないのですがイメージの使い方についても考えておきたいものです。

読書にも好みがあるかと思います。いつもとは違うジャンルを読んでみることで、思考の活性化につながれるヒントになり得る機会はいつでも、どこでも持ち運び可能です。

自らの婚活疲れについて、客観的な視点で悩みをシンプルに、集中して考察したい人に「大局観 自分と闘って負けない心」をおすすめします。

ゆったりと音楽を聴く感じで、優しさに包まれたような本を読みたいという人には、ジワッと心に沁み渡るような一冊です。

置かれた場所で咲きなさい」著者の渡辺和子氏は、修道者です。
30歳間際でノートルダム修道女会に入りアメリカでの修練終了後、再び学位を取り35歳で帰国。ノートルダム清心女子大学教授を経て同大学学長、現在はノートルダム清心学園理事長。

誰しも簡単に成し遂げてきたわけではありません。修道生活は縦社会なことから命令には逆らえず、周囲の思いと自分の思いとの違いを感じつつも、出会った人や書物などから様々な体験を学びへと変容されたプロセスなどが綴られています。

「咲くということは、仕方がないと諦めるのではなく、笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすることなのです」と続いた詩は、「置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです」と告げるものでした。

「はじめに」より

婚活の場合、行動派婚活は優位に見えます。しかし、出会う人が増えることで次へ次へと瞬時に見切ってしまう落とし穴があります。会場へ入るや「いい人がいない」とそのまま帰ってしまうようでは、婚活とは言えず異業種交流です。すなわち、理想のタイプを追いかけているようで、実は追いかけ回し、振り回されています。出会った人は前回と違う人なのに、何か同じだと感じてしまったら要注意。婚活の錯覚状態です。人を見ているのか、何を見ていたのかを、もう一度と自分へ問いかけてみましょう。

出会いを楽しんでいることはいいのですが、楽しいだけで終わってしまうようでは後の祭り。出会ってからのステップやプロセスは、ショートカットできません。出会いを創るだけではなく、育んでいくことも大切です。

人は決して完全にわかり合えない。だから、どれほど相手を信頼していても、「100%信頼しちゃだめよ、98%にしなさい。あとの2%は相手が間違っていた時の許しのために取っておきなさい」といっています。
人間は不完全なものです。それなのに100%信頼するから、許せなくなる。
100%信頼した出会いはかえって壊れやすいと思います。

第4章「愛するということ」より

見合や合コンなど頑張れば頑張るほど、頑張りが空回りしているなら、どこかで完璧さを求めすぎているのかもしれません。「私は悪くない、別に変わるつもりはない」という人もいることでしょうが、本当にそうでしょうか?

変わることは、人格を再構築させることではないのです。
理解しようとすることは、自分以外の意見や考えを一度は受けとめ、受け入れることは、相手を許容していることになります。

自分の枠にあてはめようとしていることは、はみだしているいることに対し、どのような感情を持っていたのかで、今後の婚活方針や行動が変わります。新たな視点を用いることは、自分軸や枠の大きさや深さを加えた変容は、婚活心得の一つ。

一歩も二歩も踏み込むことは、互いの心の距離を縮めることにとどまらず、自分の正直な気持ちにも踏み出します。心線に触れることで、あなたの音(本音)を知ることで、はじまることがあるのではないでしょうか。




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