下町散策、東部エリアデートから五感を刺激しよう。
眺めがいい場所では「あの先に行ってみない?」と、次のデートへ誘いやすいシチュエーションです。山々ではなく、山のかわりに屋根やビルが遠くまでよく見えますが、まだ知らない東京の顔があるのではないでしょうか。
気象庁の区分から東京23区を東と西に分けると、西部には台場、表参道、六本木等デートスポットが多数点在。
では、東部には何があるでしょう?
東部エリアのランドマーク、スカイツリーの眺めから墨田区をはじめ、江東区、荒川区、足立区、葛飾区、江戸川区、浅草の台東区を身近に感じ見渡すことができます。
住んではいるけれど、近すぎる。通ってはいたけれど降りたことはない駅がある等、身近にある五感散策デートはいかがでしょうか。
まずは東部エリアのターミナル駅、北千住。
西口には丸井やルミネがあり、東京電機大学や東京藝術大学千住キャンパス等の
複数の大学がある街。近代的な建物や路地裏の懐かしい風景が、北千住にはあります。
モダンな建物で有名な、大橋眼科医院。
初代院長が、ドイツの民家風の医院が1917年に建てられたのですが、老朽化から取り壊すことになりました。しかし、惜しむ声も多かったことから、旧建物をイメージして改築されたとのことです。
宿場町通りには、日光街道の最初の宿場町の面影があります。街歩きのサポート場「千住街の駅」もこの通りにあります。
2010年10月7日オープンした観光案内所であり無料休憩処。とても趣ある建物の元は、魚屋さんだったとのことです。スタッフのみなさんはとても気さくで、北千住の魅力を存分に伺うことができます。
そこで「お茶をしたいので、おすすめのカフェはありますか?」と伺ったところ、お隣のお店をご紹介していただきました。
話の流れで、お店のスタッフさんが説明にきてくださり、懐かしい井戸端会議のようで人情味溢れる北千住を体感。どのような展開になるかわからない街歩きは面白いです。ちなみに隣の「だいにんぐ ZaPot」は、ダイニングバー・創作料理店。通常は17時からの営業ですが、街歩きのかたのサポートにと昼間はカフェとしてはじめられたとのお話でした。驚いたことにお弁当等、持ち込みOK!
せっかくなので持ち込みを試み、目の前にコンビニスイーツでおなじみの「ドンレミー」のアウトレット北千住店があるのでスイーツを購入。
飲み物をオーダーして、先ほど買ったスイーツを広げて早速いただきました。
北千住は銭湯の宝庫です。
北千住には「キング・オブ・縁側」と言われているタカラ湯。
「キング・オブ・銭湯」の名でも知られる大黒湯等、情緒溢れる銭湯がある街です。
「北は北海道から南は沖縄まで」と日本の広さを表す時に言いますが、伊集院光語録では「北は北千住から、南は南千住まで」。全国を表現する前者より、範囲は狭くなりますが狭いながらも意外と距離があったりするものです。
地図上の距離からイメージするより体感したことでわかることがあります。電車だと直線なので約2~3分なところ、徒歩だと約2kmなことからゆっくり歩いて40分ぐらいでしょうか。
北千住と南千住は同区と思われますが、北千住は足立区、南千住は荒川区です。
街中というより、少し自然や歴史を感じながら歩いてみる散策デート。
南千住から東武スカイツリーラインの鐘ヶ淵駅間のゆるやかな散策は、生活や自然災害、居住環境等、動きながら目にすることで他愛無い対話な時間になるのではないでしょうか。
食事やお決まりのデートコースで進展が難しい人は、違ったアプローチを取り入れたデートをおすすめします。
感じたことを伝え合い散策後にお腹が空いたら、一緒に美味しいものを味わう。二人に流れる贅沢な時間が、散策デートの醍醐味です。
さて、一見遠く感じる場所ですが地図で見ると意外と歩けない距離ではありません。
肩肘はらずジーンズや女性はローヒールで軽やかな街歩き。後、スカイツリーや下町散策の続きへ繰り出すのも面白いかと思います。
今回は、東武スカイラインの鐘ヶ淵駅から南千住駅へ向かってみました。
墨田区は、関東大震災時に最大な被害があったことから防災に力を入れている区です。
スカイツリーや東武スカイツリーラインからも見える、団地の上に黄色い横長のものが乗っているように見えていた白髭東団地へ行ってみましょう。
普通の団地とはちょっと違う建物だとわかります。
何棟も連なっている姿は、まるで壁のようです。
住宅街で万が一、火災が発生した場合に身動きがとれなくな恐れから、隅田川沿いの東白髭公園へと避難します。ベランダもよく見ると防災シャッターがあり、黄色い横長のタンクは貯水タンクです。
防災意識は、夫婦や家族の意識につながります。
自然災害、都市災害について、身近な人や大切な人とシェアしてみてはいかがでしょう。無理に話すことではありませんが、生死を語れることも大切だと感じます。
白髭団地を横目に右折し明治通りへ入り、隅田川に架かる白髭橋。
白髭橋からのスカイツリーもいいですね。
白髭橋から奥に青色の水神大橋、左手に汐入公園が見えます。北上(右折)して遠目から団地や隅田川を眺めならがの散策もいいのではないでしょうか。
今回は、首都高速6号向島線の堤通出入口のを渡り、水神大橋へ行きました。
橋を渡ると都立汐入公園です。
ジョギング、サイクリングロードがあります。
荒川区にタワーがあるじゃないですか!
美術家・川俣正氏が「東京インプログレス」アートプロジェクト一環として木の温もりが伝わる木造建築「汐入タワー」が建てられました。内部は、緩やかな螺旋状のスロープになっています。
中心部にはベンチがあり、所々に作品が展示されていました。
眺めはいかがでしょうか?
周囲に建物がないので、見晴らしがいいですね。
角度を変えて、南千住の高層マンション群。
「汐入タワー」の設置期間は、平成25年度中の予定。温かみのあるタワーなので、是非残して欲しいものです。
サイクリングロードを歩いていくと、白髭橋とスカイツリーのコラボレーションを眺めることができます。
川の流れと時が、ゆっくり流れているかのようです。隅田川花火大会を少し離れて鑑賞する場所として、穴場と言われています。
テニスコート・多目的広場、バーベキューができる広場などがあります。
災害時は、約12万人を収容する避難広場の役目も担っている公園です。
汐入公園に隣接された水辺テラスは、隅田川の入り江とスーパー堤防を利用して造られた区立瑞光橋公園。
運河の一部がモニュメントとして残されています。
断水した場合、近くの給水拠点をご存知ですか?
一度、確認してみましょう。
南千住駅に近づくと、コンテナがたくさんある場所が見えます。
JR貨物の隅田川駅は、旅客駅でなく、貨物専用駅。
貨物列車が通り過ぎることを見たことがありますが、どこに辿り着き運ばれるのかはわかりませんでした。
駅から数分のところにあるショッピングモールが見えてきたら、南千住駅が近いです。
5月には、荒川区の花「ツツジ」がきれいに道路を彩ります。
東口エリアは再開発で整備された街並みと居住環境から、ファミリー層が多いようです。下校時間には、交差点に立ちボランティアのかたが小学生に「今日は学校どうだった?」と声をかけたり、嬉しく話をする子供たちの姿をみかけました。
地域の取り組みは、これからの街の未来を描いています。
では、デートを重ねている二人は、互いに何を描いているのでしょう?
思いを伝え繋ぎ重ね織りなすことから、二人のオリジナルな模様を創られていかれますように。
●[検証!首都防災] 墨田区「白鬚東防災団地」の現在
(2011年9月15日「TOKYO MX NEWS」より)
→ [台東区]もう一つの浅草下町散策デート、奥浅草は奥深いエリアです。
→ [墨田区]向島百花園は江戸時代の花園です。
→ [墨田区]一味違う、スカイツリータウンデートをしよう。
→ [台東区]自然を感じながら、二人の時間を漕いでみよう
→ [葛飾区]葛飾柴又下町散策は、ノスタルジーデートにピッタリです。
→ [江東区]清澄庭園の庭園デートは、ゆったりとした時間が流れます。
→ [都電荒川線] 都電に乗って、旧古河庭園婚活デートに行ってみよう。
→ [水上バス]隅田川の流れから眺めてみよう。
→ [浅草名所七福神]婚活を円滑に進めるための縁起担ぎ