下町散策デート、荒川区では史跡や昭和の風情に出会えます。
南千住の東側は、再開発から未来都市なる近代的な空間が広がります。
一方の西口駅前は、南千住から都電荒川線の三ノ輪橋駅まで、昭和な雰囲気ある街です。
南千住から都営荒川線三ノ輪橋駅まで、徒歩約15分ぐらいです。
懐かしい味に出会ったり寄り道をしながら散策しましょう。
南千住西口から通りに出ると、徳川家の葵の御紋が見えます。
江戸時代から明治初期に廃止されるまで、小塚原刑場がありました。刑死者や行路病死者を供養するために、創建されたお寺が回向院です。安政の大獄で処刑された吉田松陰、橋本左内等、歴史上の人物が多数埋葬されました。
余談ですが、吉田松陰は後に高杉晋作、伊藤利助などの働きかけで、現在の世田谷区にある松陰神社へ改葬され現在は墓石のみです。
杉田玄白、前野良沢らが刑死者の腑分けに立ち会い、蘭学書「ターヘル・アナトミア」の正確さに驚き、これをきっかけに日本の医者のために翻訳し「解体新書」を完成させた由来の地として「観臓記念碑」があります。
これからの人生に、自分は何を刻みたいのか。
史跡探訪から歴史の流れの中で生きていることに気づかされます。
さて、西口のブランズタワー南千住の横を通る吉野通りを渡ると、南千住仲通り商店街です。
日光街道まで続く商店街は約450m。
昭和の懐かしい風景が続きます。
日光街道の先にはチンチン電車に会える街、ジョイフル三ノ輪です。
アーケードがあるので、雨の日の買い物もラクラク。
ゲリラ豪雨があった時は、避難させていただきました。
そんな時も「すごい音ね。雨が降ってきたの?」とご近所さんのように気さくに声をかけてくださり、アットホームで人の温もりを感じる商店街です。
思いっきり昭和を感じさせるパン屋さんを巡ってみましょう。
アーケード内にあるパンの「オオムラ」です。
「ソース味が美味しいやきそばパン」と達筆すぎるPOPに惹かれ、菓子パンもお買い上げ。
もう一軒は、アーケードからは少し離れた数分の場所にあります。
アーケードを抜けて国道4号線を北千住方面へ進み、南千住警察署入口交差点から左折した右側に外観から昭和な雰囲気「青木屋」。
コロッケパン、ハムカツパン、とんかつパン、メンチパンの4種類のみ。
シンプルです。
食べる前に、大きさがわかるように並べてみました。
右が、青木屋のコロッケパン。
包んだままですが普通のコロッケパンなら1個のところ、コッペパンにコロッケが2個入っています。手のひら以上の大きさで重量感と食べごたえがある惣菜パンです。
左が、オオムラのやきそばパンとクリームパン。
青木屋のコロッケパンが大きいので小さく感じますが、やきそばパンは普通の大きさです。惣菜パン、菓子パンともに懐かしい味です。
懐かしいパンの話から戻って、ジョイフル三ノ輪には紅しょうがの天ぷらが「惣菜の店・きく」にあります。
「歩きながら食べる」と伝えると、キッチンペーパーにで包んでくれます。
しつこいのかと思いきや、サクサクです。ビールが欲しくなる味です。
大阪では平切りにスライスされた天ぷらとの話ですが、黄色いのぼり旗で「都電名物」の紅しょうがの天ぷらもいけます。関西出身なら懐かしい話になるのではないでしょうか。
ジョイフル三ノ輪といえば、都電荒川線の三ノ輪橋駅です。
都電沿線には約13,000株のバラが植えられており、春バラと秋バラが楽しめます。
都電荒川線三ノ輪駅は、関東の駅百駅に選定されています。懐かしい看板やレトロな雰囲気は駅だけではなく、街全体に風情があります。
街歩きは、時代を懐かしむだけではなく実際に出向き見て感じることは、五感を活かした豊かな感性を育み共有する感覚に刺激を与えてくれます。
今を生きる私たちには大切な感覚なのかもしれません。
次は、少し角度を変えた奥深い東部エリアの散策に行きましょう。
→ [荒川遊園地前]婚活は真逆なデートが功を奏す。(あらかわ遊園:後編)
→ [飛鳥山]都電に乗って、旧古河庭園婚活デートに行ってみよう。(西洋庭園編)
→ [飛鳥山]都電に乗って、旧古河庭園婚活デートに行ってみよう。(日本庭園編)
→ [梶原]乗り物好きな婚活手土産は可愛いもなかです。@都電もなか本舗明美製菓
→ [荒川遊園地前]婚活都電沿線デートのお土産に、都電ウイスキー。
→ [台東区]もう一つの浅草下町散策デート、奥浅草は奥深いエリアです。
→ [墨田区]向島百花園は江戸時代の花園です。
→ [墨田区]一味違う、スカイツリータウンデートをしよう。
→ [台東区]浅草観光文化センターは、隠れた絶景ビュースポットです。
→ [葛飾区]葛飾柴又下町散策は、ノスタルジーデートにピッタリです。
→ [江東区]清澄庭園の庭園デートは、ゆったりとした時間が流れます。
→ [都電荒川線] 都電に乗って、旧古河庭園婚活デートに行ってみよう。
→ [水上バス]隅田川の流れから眺めてみよう。