山手線沿線にある大名庭園、六義園で江戸しぐさデートを楽しもう。
街中から雰囲気を変えて、海や山へ出かけデートへ行かれるかたもいるのではないでしょうか。仕事が立て込んでいたり呼び出されるような環境では、互いの時間が合っても遠出は少し難しくなります。
海や夜景を眺めるデートいいですが、和みな時間や自然を感じられるデートの一つにおすすめしたい庭園デートです。
JR山手線・南北線の駒込駅より徒歩10分。
駅を出てすぐにある本郷通りを水道橋方面へ進み、交差点を渡ると六義園の染井門です。
通常は閉門ですが、イベントがある時には開門するそうです。
普段の入口は正門からになります。コンビニや飲食店を横目に、街中にある庭園があるのかと思いながら直進して六義園の標識があるところを右折したところにあります。
染井門から感じられたかと思いますが、ご覧いただくと外周壁はレンガです。
一部だけではないようで、隙間から覗いて確認してみてください。
正面入口です。
内庭大門から、庭園へ行ってみましょう。
紅葉の季節で哀愁を感じさせる、枝垂れ桜です。
桜の時期には、見事な桜で楽しませてくれることでしょう。
この先には、どのような庭園風景があるのかワクワクします。
和歌の庭と言われているだけあって、素晴らしい眺望です。
アーチ状の洞窟組石、蓬莱島。
この岩組は明治時代のものと言われています。
東日本大震災で岩組が崩れて、島にあった松は倒れてしまったとのこと。臥龍石を見つけることができなかったのですが、残念ですが水没してしまいました。
水辺に沿って行くと、滝見の茶屋があります。
清らかな水の音が心地よいです。
写真だと解りづらいかと思いますが、上流にある水分石。
水の流れが3つに分かれて流れており、渓流にいるかのような景観です。
折角ですから、吹上茶屋で一休み。
少し肌寒かったので、心身共に温まろうと甘酒をいただきました。
車で来られたかたやお酒が苦手なかたは、抹茶などいかがでしょうか。池を眺めながら癒される時間が流れ、江戸時代にタイムスリップしたかのような静けさです。
さて、散策とまいりましょう。
舗装されている道もあれば、土道もあります。
石の橋などもありますので滑らないように、女性は歩きやすいローヒール等がいいかと思います。
明治年間、つつじの古木材を用いて建てられたつつじ茶屋。
紅葉時期はとても美しいと言われています。
戦災を免れたとのことですが、東日本大震災の影響で崩落したので閉鎖されていました。
小高いところに人がいる場所は園内にある築山、藤代峠。標高は35m。
名ばかりの峠ではなく少し急なように思えるしっかりとした峠は、和歌山県にある同名の峠から名付けられたとのことです。
軽めないい運動になります。
山頂に到着です。
絶景かな、絶景かな。
紅葉もいいですしツツジの季節もまたよし。春夏秋冬楽しめる庭園です。
蛛道からみた山陰橋です。
古くはクモを蛛(ささがに)と呼んでおり、細い糸のような道を蛛道と名付けられたとのこと。
細い道は、まるで山道にいる錯覚になります。
芦辺茶屋跡から渡月橋の眺めもいいですね。
かも達も紅葉見たさでしょうか。
ほのぼのゆったりと、季節の移り変わりを楽しんでいるかのようです。
本郷通り側にある、横幅のある一本道。
江戸大名庭園内に馬場の残された数少ない千里場。紅葉時は、落ち葉の絨毯になります。
角度を変えてみると奥行き、趣きのある庭園です。
また、秋には「紅葉と大名庭園のライトアップ」があるので大人夜デートにもおすすめです。
スケジュールチェックをしてくださいね。
庭園散策からも、アウトドア派かインドア派なのか感じられます。
自分と趣味が合っているかどうかも一つの相性です。では、相手をどのようにみているのでしょうか?
見合にしろ恋愛にしろ、最初から息がピッタリとあう人と思いながら出会っていると
出会えないことに自信喪失気味になってしまうシステムを、あえて自分自身で作ってしまいそうな時には深呼吸。自分にペースがあるように相手にもペースがあることを忘れてしまうと、「この人とは合わない」と感情的に結論付けてしまうことにもなりかねません。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感を研ぎ澄ませたことから感じ取る力へとつながる六感「ロクを利かせる」江戸しぐさがあります。
「いやだ」との思いから、その通りに事は進みます。「いいな」との思いから、その通りに事は進みます。嫌なことが起きることを予感より、思い強かったりすることもあるのではないでしょうか。
生命の危機や危険を察し回避する能力は大切で、素晴らしい力。それはロク(六感)なのか、カンが当たると思う前に合わない・嫌だ等を、呪文のように何かを繰り返してはいないかを確認してみることをおすすめします。
周囲は変わっても、自然はありのままにあります。
細い蛛道では路肩を歩くような「肩引き」、自分のことを話すだけではなく、目の前の相手の話をしっかり聞いく姿勢「聞き上手」、学びの知識が増え、体感してみることで知恵も増え心豊かにとなることは、デートでも大切な「お心肥やし」等。すでに習慣になっているしぐさもあるかと思いますが、多数の江戸しぐさは日常に活かせるしぐさがあります。
大名庭園で、粋な江戸しぐさデートを楽しみましょう。
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