最凶の2人は、最強のふたり。「バツイチは恋のはじまり」

バツイチ、バツニ。
離婚をすると戸籍に大きなバツがつくから言われた言葉ですが、現在の形式は電算化され除籍となります。
バツイチは一度目の結婚で様々な経験をしたので、次の結婚は慎重だし甘く淡い期待をしていないからいいと思う人もいることでしょう。

一度目の結婚は失敗する。
こんなジンクスがあったら、あなたならどうしますか?

秋におすすめ、大人のラブコメディ映画「バツイチは恋のはじまり」から、自分の婚活や人との関わり合いを見直してみようと思うはず。

最凶の2人は、最強のふたり。「バツイチは恋のはじまり」

邦題から女性対象の映画と思って、観る気がしない人もいるかもしれませが、男性にもおすすめです。
こちらは映画「最強のふたり」製作チームが手がけたロマンテックコメディだけあって「ありのまま」の意味がジワジワと伝わってきます。ラブコメディとして恋に焦がれるようなものでなく、いい意味で裏切ってくれました。

映画でのバツイチは「一度目の結婚は失敗する」ジンクスのある一家。
大好きな彼ピエールと結婚するために、ジンクスを解消する必要があると考え、主人公のイザベルは結婚式を挙げる前に簡単に結婚と離婚が出来る相手と出会う旅に出ます。
偽装結婚の相手にはすっぽかされ、ターゲットが隣に座っていた彼ジャン=イヴ。

■計算高さはアリ!?

タイプの人を目の前にして緊張して話せない「無口になる人」と、舞い上がってしまって「お喋りになる人」の2パターンあります。

彼は後者だったようで、かなりの饒舌さ。
彼女にとっては、面倒な人でありノイズにしか感じられない様子。
彼にとっては最悪な大凶な相手、彼女にとっては大吉の相手です。彼女の企みを知らない彼にとっては「今日は素晴らしい!」と舞い上がるような日だったようです。

よくない出来事と思った時、自分自身の捉え方によって状況は後に変化します。
周囲にいるタイプやこれまで出会ってきた人とは違うし嫌だったと「不快で終わらせる」か、これまでの価値観を覆すかのように自分の基準との違いを「面白い。興味深い」と思うのか。「フカイ」を感じただけでなく、相手への理解につなげているのかです。

彼女の駆け引きが上手く面白く描かれている反面、彼は駆け引きする必要を感じていないからお人好しというよりも、性格や性根を感じます。
例えば、彼の中で重要なことはハッキリしています。仕事中に話しかけられるのは嫌。その他は、大したことではないと思っているのでしょう。許容範囲が広いのは、世界や大自然の広さを目の当たりにしているからこそ自分の器にも反映しているのかもしれません。

相手の気を引こうとする行動は、悪いものではありません。まして、自分からアクションを起こし物事を動かせる力は、想いを伝えて行動する力になります。

映画では自分の想いを隠し目的を達成するために、相手を利用する姿を第三者として眺めることができます。身に覚えがある行動や言動に似ている場面では、心にチクリとくるのではないでしょうか。自分自身の不快度や人や愛の深さを感じながの鑑賞をオススメします。

■最後まで演じきれますか?

初対面で全てを知って、わかってほしいということは難しく、特に初対面の目線が面接官になっていればいるほど厳しいものになりますが、それはお互いにです。
初対面だからこそ、社会人として最低限のマナーはあります。しかし、常識を過剰に重んるあまりに完璧さを求め「○○でなければならない」呪縛に陥らないよう、これまでとは違った視点や思考を持ったほういいでしょう。第三者のサポートも力になります。

自分の想いを隠して演じようとするのは、時間を重ねていくと苦しくなるものです。

だから、お見合でもカップリングパーティーでも、顔合わせ程度の会話になるのは仕方ありません。これまで感覚を頼りすぎて情感を混線させたり、好き嫌いで理想の人でないからと一度で判断していたなら、今度は「仕方ない」で終わらせず数回会ってみる。チャンスを自分が作ってみましょう。

最悪だと思っていたけど、自分の意外な一面や言い出せなかったことが言える相手だったり。その辺り気づいたなら、最強で最愛の人になる可能性になるかも。




コメント


婚活恋活ミニ本棚


結婚相談室パ・ド・ドゥ婚活ツイッター


パ・ド・ドゥプレゼンツ






ページの先頭へ