記憶のリカバリーは、婚活に有効です。
30代の婚活男性から、バーベキューであまりいい思い出がないとの話がありました。
友人から誘われ、婚活中だったこともあっていい出会いになればと参加した時のことです。食材や道具も用意されている手ぶらのバーベキューセットなので、面倒な買い出しや道具をそろえる必要もないと言われ気軽に行き、バーベキュー広場では各グループが楽しくバーベキューをしていました。
友人は火を起し忙しく動き回り、女性たちは手を動かしてお肉や野菜を焼いていました。彼はというと、ただ立ちつくしていたそうです。
手持ち無沙汰もあって焼いている肉を見ながら「焼肉デートとか、親密な中になってからだよね?」と疑問が浮かび、場違いに感じて会話どころではなくなってしまったと言います。頭がフリーズ状態になってしまったようでした。
■バーベキューと焼肉の違い
日本バーベキュー協会の定義では、焼きながら食べるのが焼肉、焼き終えてから食べるのがバーベキューと分類されています。
全て焼いてから、みんなで食べますか?
熱々を食べたいので、焼きながら食べますか?
すき焼きは、鉄板の上で焼きながら食べます。しゃぶしゃぶは、さっと湯通しして食べます。何かをしながら食べる動作は、日本流のバーベキューと言っても過言ではありません。
誰かのために焼いている人がいれば、その人は役を買って出ています。
ゲストの気分ではなく、メンバーとして一緒に楽しめるように焼いている人と交代する配慮があってよかったのではないでしょうか。
焼肉デートは、食後の口のニオイが気になる理由も言われます。ニオイよりも互いに焼肉好きなら、対話を楽しみながら焼肉の美味しさに舌鼓するデートもいいでしょう。
焼肉等、何かをしながら食べる時は「調理・食事・配慮」がセットです。
焼きながら話を聞いたり、焦げないように焼き具合を見たり、相手のドリンクがなくなれば飲み物を聞いたりします。
初対面から日が浅い気持ちの段階では、気が利かない、話をしない人だとレッテルを貼られてしまうことにもなりかねません。
やることが色々あるので一つのことに集中してしまうタイプなら、気心が知れてから焼肉へ行くのが無難だという解釈ができます。
■美味しく楽しむ工夫をしよう
バーベキューに誘われても何もできない、また食べてばかりいるかもと思ったら、セットには含まれていない果物を持参しましょう。
フルーツバーベキューは、本場アメリカでは定番といいます。
フルーツ?と思いますが、焼き菓子から果物から考えてみると、りんご、バナナ、ブドウ、いちじく、パイナップルが使われています。
メイプルシロップやシナモンを持参して、フルーツの甘味をいかしつつ好みの味を楽しめ、生で食べられる果物は食後のデザートに最適です。
エンターテインメント性のあるフルーツは、葉付きのパイナップルです。実を片方の手で押さえて、葉の根元をつかんでぐるっと回します。
女性の力でもアッという間に取れるので、驚くこと間違いなしです。
パイナップルのカットは、持参したので自分でやりましょう。
洗い場があるだけのバーベキュー場所もあるので、道具等について先に確認します。
無い場合は、包丁とまな板を持参しましょう。
中には「どんな風に切るのか見てみたい」という女性が、一緒に洗い場まで来るかもしれません。自宅で切り方を練習しておけば大丈夫です。
動画を見ながらレッスンできます。
りんごの皮むきなど、普段から少しでも包丁を持つことをおすすめします。
慣れておくことで慌てず緊張することなく、切り方を教える感じで自然と言葉もでてくることでしょう。
イベントに参加する時、お見合いに臨まれる時は、すべてその場で相手を知ることができる、理解できると思わないことです。時間は有限です。緊張や不安に気を取られてしまうタイプなら「セミナー等で学んだことをやってみよう」と自分なりに目標を掲げて参加することをおすすめします。
最初に落ち込みながら話していた彼とは違い「今度バーベキューの誘いがあれば、色々とやってみたいです。」と早速、パイナップルを買って帰られました。
苦い思いを忘れるだけにせず、体験から学んだことを実践したいとか気持ちが高まれば、次の機会に活かすことができます。
小さなことでも、今の自分だからできることがあります。
一緒に進んでいきましょう。
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