一瞬の出会いが宝物になる婚活をしよう。「きっと星のせいじゃない」
アニメ「妖怪ウォッチ」が、子供だけでなく大人を巻き込んで流行っています。
中でも「ようかい体操第一」の歌詞に「妖怪のせい」もあり、都合の悪いことは妖怪のせいにして言い訳をする子供もいるそうです。
目くじら立てることではありませんが、妖怪の活用次第では、和ませてくれます。
例えば、自己正当化するような八つ当たりや、怒りを周囲にまき散らすようなことはせず、自分を責めすぎる人には「妖怪のせいかもね」と冗談交じりの話ができます。
他人のせいにしても事態が変わるわけでもなく、受け入れるほうが賢明なのはわかっています。
しかし、受け入れるまでに多少の時間やクッションが必要であれば、妖怪に登場してもらったほうが気は楽になることもあるわけです。
■誰のせいでもないこともある
婚活では、自分が思うように物事が進まないイライラや、気分が落ち込んでしまう時もあります。
この時や瞬間を大切にしたくなる、おすすめの映画を紹介します。
ジョシュ・グリーンベストセラー小説の映画化、邦題「きっと、星のせいじゃない」
このチラシから、映画「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を想いだした人もいるのではないでしょうか。
原題は「The Fault in Our Stars」
シェイクスピアの戯曲ジュリアス・シーザーの第1幕第2場において、キャシアスがブルータスに言った台詞からとったタイトルだと知ると、なるほどと思います。
The fault, dear Brutus, is not in our stars,
But in ourselves, that we are underlings.だから、ブルータス、おれたちが人の風下に立つのは
運勢の星が悪いのではない、罪はおれたち自身にある
主人公のヘイゼルは末期ガン。
両親のすすめもあって参加した患者の集会で、骨肉腫を克服し片脚を切断したガスと出会いました。
ガスはヘイゼルに惹かれていましたが、彼を傷つけないように彼女から距離を置かれてしまいました。
好きな本をお互いに交換したことから、彼女が好きな本の結末に興味があることを知っていたので、彼女に内緒でガスが作家へメールをしました。「オランダへ来られるのなら会いましょう」との返事が来たことから2人の旅がはじまります。
死をテーマにした重い内容ですが、10代の青春ラブストーリーとして淡いものではありません。
限られた時間の中にも、輝いている瞬間がたくさんあることを思い知らせてくれている作品です。
ユーモアのあるガスのメタファー、ヘイゼルは死後を意識した家族への想いなど、死を向き合う若い彼らから伝わるものがあります。
■大切な一人の存在
体調がよかったガスがヘイゼルとピクニックに行った時、彼は「みんなのヒーローになりたかった」と言ったことに対して「一人のヒーローじゃだめなの?」と彼女は問いました。
何事も婚活に置きかえて考察しようと視点を高めている人は、このシーンにドキッとすることでしょう。
婚活に例えると、ガスの言葉からは「モテモテになって、その中から選びたい」ということでしょうか。
人は十人十色ですが、結婚相手となると一人です。
一人一人との出会いを大切に想い合えるように、自分からも想いを伝えましょう。
■茶化すのはやめよう
不快に思ったのなら、その気持ちを素直に伝えることです。
正直な気持ちを伝えた人に対して、ハッとする人なのか、さらに茶化してごまかそうとする傾向がある人なのかがわかります。
また、自分自身をごまかしていると茶化しが癖になり、いざと言う場面で伝わらなくなります。
ユーモアは人を不快にさせません。
茶化しは人を貶め心を傷つけます。
ユーモアを交えた伝えかたは、この映画からもヒントになります。
婚活は、人生の中で一瞬の出来事です。
一瞬において「冷める」と「覚める」の選択をしています。
ならば、出会いが宝物になるような気持ちで、新たな婚活をはじめましょう。
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