映画「マンマ・ミーア!」
2007年公開の映画「ヘアスプレー」といい、歌あり、踊りありのミュージカル映画には人が放つエネルギッシュさがあります。
あの鼓動に、ワクワクしない人はいないでしょう。
躍動感に共感したあなたにパワーを与えれくれます。
映画「マンマ・ミーア」
ソフィーの結婚前日から巻き起こるお話です。
あらすじは割愛しますが、ネタバレに気をつけて少しだけお伝えします。
ギリシャの島が舞台です。
母ひとり娘ひとり、心配かけまいとしてる子供心でもあったことでしょう。
懸命に育てながらも母には母なりの事情があり、仕事、結婚、出産と人生の変化には様々なことがありました。
娘から母への計らいというわけではありませんが、父は誰なのか、父の本当のことを知りたい気持ちから、娘が見てしまった母の日記に記されていた3名へ招待状を送ります。
父親候補に会えば父親がわかると思っていたことが、目の前にしてみると逆に混乱を招いてしまいましたが、3名と交流を深めていくにつれ当時の母のことや彼らの思いを知ることになります。
母にとって、一緒に過ごせる友との再会は、かけがえのないひとときだったのでしょう。
アバの曲を友と一緒に、島中の女性が歌い踊る「ダンシング・クイーン」のシーンに言葉は要りません。
リズムだけで十分伝わり、映画を見ている側からもダンスの列に加わりたくなります。
さて、20年経った男性3名との再会に同様は隠し切れなものの、それまでの思いは過去の水に流してしまったようにみえ、淡い思いは彼女だけでなく彼らの中にも流れていたことがわかります。
人生の中に深く焼きついている出来事、結果別れてしまったけれど深く愛する人に出会えたことは、ある意味素晴しいことです。
出会いがあれば、別れはあります。
もし、大きな傷があったとしてもあなた自身を必要以上に責めることは傷に塩を塗るような行為になるので、これ以上は痛めつけなくてもいいのです。
まずは、人を愛し愛されたあなた自身を褒め称えてください。
相手がいたことで至らぬ点を知り、次は繰り返さないようにする姿勢は次のステップへつながります。
あなた自身が「自分を信じる力」を呼び覚ましてください。
何も言わずに寄り添い見守っているだけかもしれません。気づいていないだけなのかもしれませんが、あなたの切ない気持ちを少しでも軽くできたら、重い荷物をおろせるようになれたらと願っている人はいます。
どんなことがあっても、笑っていよう。
自分の人生がもっと好きになる。
(映画「マンマ・ミーア」キャチコピーより)