新大久保界隈は異文化だけじゃない!縁起を担ぐマニア向け勝運散策デート。(前編)
新大久保と言えば、当時は韓流ブームもあって、通りは多くの人でごった返していました。今は、だいぶ落ち着いてゆっくりと見て食べることができます。
異文化を体感できる空間ですが、視点を変えると縁起を担いで江戸庶民の文化を感じることができるので、散策デートにおすすめです。
■ハズレ券は紙切れ同然!?
ギャンブルにおける価値観は幅広いと前回、ギャンブルについて書きました。
例えば、サマージャンボ、年末ジャンボなど年5回の大型宝くじです。
宝くじ売場の長蛇の列をニュース映像で流れ、日本の風物詩のように取り上げられています。
ギャンブラー気質ではなく宝くじを購入する人の中には、金額を決めてハズレたとしても「夢を買った。寄付をした」と思っている人もいるのではないでしょうか。
ハズレても、ハズレの宝くじを対象にした敗者復活戦の「宝くじの日記念お楽しみ抽せん」があります。
では、その後のハズレ券はどうしていますか?
他愛のない話からお互に知っていることを語り合い、話が大いに盛り上がることがあります。お互いを知る上での掘り下げた内容ではなくとも、そこで話題だけで終わらせないようデートへと発展させましょう。
宝くじのハズレ券を供養してくれる神社が長野県飯田市にある「貧乏神神社」が有名です。亀戸にあるショッピングモール「サンストリート亀戸」内のサンガーデンに亀戸分社が祀られいます。こちらに貧乏神様がいるわけではなく、自分自身の弱い心にすむ「貧乏神」と縁を切る神社とのことです。
こちらにも、ハズレ券を入れる箱があるので近くまで行かれた時に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ただし、残念ですが2016年3月末日にてショッピングモールは営業終了とのことです。その後、亀戸分社はどうなるのか気になります。
■宝くじファンならでは!マニア向けのデートコース
新大久保界隈からもう少し範囲を広げてみると、富くじに関わる興味深いデートも楽しめます。
まずは、ハズレ券を奉納しましょう。
都営地下鉄大江戸線「牛込柳町駅」から坂をのぼるように歩きます。
振り返ると市谷柳町交差点が谷間になるのがわかり、地形好きな人にはたまらない光景です。
右手に駐車場かと思いきや、見上げたら鳥居のある場所が「宝禄稲荷神社」です。
素通りしてしまうような場所にあります。
「一陽来復」のお札で有名な穴八幡宮の末社です。
屋根瓦から狐の姿が見ています。
宝くじの願のかけ方が貼られていました。
こちらの神社には宝くじのみならず、馬券などの公営レースのハズレ券も納めることができます。
参拝後にご利益があったようで、当たりのコピーも貼られていました。
その昔、この地にくじ運の悪い男が貯めた小銭をはじめ、母の稼ぎも富くじにつぎ込んでいました。結局当たらず、帰り道に目に入った小さな祠で一休みを
しながら、言い訳やハズレたくじをどうするか考えます。
自分の運のなさを嘆き、本当は母に楽をさせたいことを願いつつ祠の前にハズレの富くじに手をあわせ、置いて帰りました。
数か月後にまた富くじを買ったところ、これまでとは違い一番くじを当て、それから何をしても上手くいき幸せになりまりた。男は祠にお礼を言い、ここに立派な社を建てたというそうです。
■全国でここだけ!新宿に鎮座する鬼の王様
ゆったりと都営地下鉄大江戸線の上を歩くこと約30分の散策もよし、地下鉄移動では2駅の地下鉄大江戸線「東新宿」から約4分。
鬼を祀った神社があるのをご存知でしょうか?
「稲荷鬼王神社」です。
鬼は怖く悪いイメージですが、鬼は神であり力の象徴として鬼は悪魔を祓うといわれています。鬼の王様「鬼王」という神社はここだけです。
実は鬼を祀っているわけではなく、お稲荷様の宇賀能御魂命、人の運勢を司りツキを与える神様の月夜見命、縁結び・大黒天様の大物主命、開運・武運長久の神様天手力男命の鬼王権現が祀られています。節分時は「福は内、鬼は内」と唱えるといいます。
表鳥居の左側には、頭上に水鉢を乗せたリキサマ(力様)。
相撲の力士が四股を踏んで病や苦しみを人に与える邪鬼を追い払っている姿
だそうです。夜泣き封じの御利益もあるといわれています。
境内には新宿山の手七福神の一社、恵比寿神社(三島神社)が祀られています。
恵比寿神社の参拝方法があります。
恵比寿様へ参拝後、柄杓で向かいにある「かえる石」に水をかけ、次に「かえる石」をさすりながら三度唱えます。
一日の無事を願う人、または交通安全や旅行安全を願う人は「無事かえる」
開運を願う人は「良き運にかえる」
金運を願う人は「金かえる」
縁結びを願う人は「想い人の心が自分にふりかえる」「待ち人かえる」
健康を願う人は「若がえる」
あらゆる願いを「かなえる」
その後もう一度、恵比寿様にお参りします。
正月七日間は七福神巡り、毎年10月19・20日の新宿ゑびす祭りでは境内に金運の縁起物の漬け物「べったら店」が出店され賑わうそうです。
柄杓で、真ん中にある苔のある石に水をかけ竹筒に耳を傾けると、水琴窟から素敵な音色が聞こえます。
水琴窟は、江戸期の庭師が日本庭園で水音を楽しむ鑑賞用に兼ねた装置といいます。
こちらは、復活させた水琴窟とのことです。
新宿の繁華街とは違い特に夏場は緑が生い茂っている神社なので、雨上がりなどは虫が発生していることもあります。
音色に癒されて聞き入ってしまうようなら、虫よけスプレーを事前にかけておくことをおすすめします。
本殿の手前右の天水琴は、社殿の屋根に溜まった雨水が地中の水琴窟に注がれて、竹筒から綺麗な音色が響きます。
恵比寿神社の水琴窟は自分が水をかけた音色ですが、こちらの音色はまた違った風情を感じます。
社務所の隣には「鎮守の杜まちかど博物館」には、貴重な資料などが展示品されています。
また、本殿横には富士塚があり山頂には浅間神社が祀られています。
参道を挟んでの富士塚ですが、自然地形を利用したものではなく、基盤石が空襲でゆるまり現在の形になったとのことでした。
鬼王稲荷神社には知る人ぞ知る、お守りがあります。
特に湿疹や腫物等の皮膚病や病気平癒にご利益のある、江戸時代から有名な「撫で守り」です。
江戸時代から信仰されていることだけに、中途半端な気持ちではなく、病気のご本人(または代理人)が治るまで「豆腐を断つ」ことができる人のみ授与されるそうです。御守で患部を祈りつつ撫でると治るといわれています。
詳しいことは、社務所でお聞きください。
ネオンの眩しい歌舞伎町に近い場所にも、江戸時代の信仰や文化が根付いています。
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