婚活には注意力も必要
「最近、結婚相談所って増えた？」
何気なく友人からいわれたことがあります。が、
「あなたが、結婚相談所という看板、記事にフォーカスしだしたのかもね」と話をしました。
その中で、懸念していたニュースが入ってきました。
＜「婚活」＞気をつけて！ 紹介サービスでトラブル多発
結婚相手を探す「婚活」が話題になる中、結婚相手紹介サービスに関するトラブルが後を絶たない。国民生活センターによると、全国の相談件数は０６年度２８４８件、０７年度２９７５件、０８年度も２４１８件（２月２０日現在）で前年度に迫る勢いだ。「解約時の返金が少ない」「勧誘がしつこい」などの苦情が多く、特定商取引法違反が疑われる事例もある。
千葉県に住む公務員の男性（３５）は０６年秋、大手の結婚相手紹介サービス業者のウェブサイトに登録した。数日後、電話で「必ずいい相手が見つかるから大丈夫」「中途解約しても日割り計算して返金する。取りあえず３カ月頑張って」などとしつこく勧誘され、２年間のサービスを約５０万円で契約した。
約３カ月後、出会いが期待できないと感じ解約。契約時に日割りと言われたので、支払った費用の大半が戻ってくると思っていたが、実際は約３０万円しか返金されなかった。
結婚相手紹介サービスは特商法による規制対象で、クーリングオフ制度の期間後でも中途解約できると規定されている。消費者はサービス開始後でも、既に提供されたサービス代と損害金（２万円または契約残額の２割の低い方）を費用全体から差し引いた残額が少なくとも返金される仕組みになっている。
だが消費生活センター関係者によると、長期契約でも紹介する相手のプロフィルなど情報提供サービスを最初の約３カ月間で集中的に実施する業者もあるという。法の仕組みを逆手に取った契約で、数カ月しか利用していなくても費用の半分前後が戻らなくなる事例が目立つという。
また「あなたに合った人と必ず出会える」などと消費者の期待感に乗じて誘い、契約内容の説明が不十分なケースもあるという。説明が実際のサービスと異なれば特商法違反になり、０８年２月には、東京都港区の業者が都から処分された。
業界団体「結婚相手紹介サービス協会」は「協会に相談室を設けており、トラブルがあった場合は対応している」と話している。国民生活センターは「利用する場合、契約内容や実績などをよく確認して」と注意を呼びかけている。
Yahoo!ニュース 3月3日15時0分配信 毎日新聞 より 引用
このようなニュースの後に、他社に入会していて活動が上手くいかないなどという
問い合わせをいただくことがあるので、しっかりとここに書いておきたいと思います。
これまでのコラムかなり重複しているなと思いつつも、
大切なことは繰り返してお伝えしていくことなんだと、感じています。
なんで返金されないんだろう？
正直な気持ちです。
結婚相談所は特定商取引法規制対象（特定継続的役務提供）ですし、
厳守していくことは当然です。
また、貴会が所属・提携している結婚相談所諸団体本部では
勉強会を開催したり、各結婚相談所へ厳守するようにと呼びかけも行っています。
本当に今回のようなニュースがでるたびに、
胸が痛むのと同時に、同業者として残念でもあり、憤りを感じます。
まず、
この記事を読んで、すでに結婚相談所で活動をされている方は
その思いをカウンセラーに打ち明けていただくことを、おすすめします。
よくあることなのですが、問い合わせのご連絡をいただいて、お話しすると
「実は今、ほかの相談所に入会をしてまして、、、、」
これまで、おたくはナンなんだ！と、暴言に近い強気な発言から、
切り口が変わっていくのです。
誰かにというか、誰でもいいけれど（その業界の人間であればってことが前提）
この怒りをぶつけたい思いもあって、活動していても出会えない。
当初聞いていた上手いような話じゃないっていうギャップを、
心の中でどうしていいのかわからない。
そんなもどかしさも伝わってきます。
結局、
「愚痴なのか」 「悩みなのか」を、しっかり認識することからはじまる
と思うのです。
「こんなことも考えられるのでは？」とちょっと提案をして、
その場では納得しても、自分のすでにある結婚相談所という場へ戻って
行こうともせずに、全く違ったことへと進みだす人もなかにはいます。
本当に結婚を望んでいるのでしたら、自分とも向き合わずに
他人であるカウンセラーとも向き合えずに、他人と向き合っていけるのでしょうか。
それも、結婚となると両親と過ごした時よりも、
長くあなたの隣にいる人は、他人だからです。
今、起きていることは、これから出会う人との力にすべく必須課目の
ようなものだとも感じます。
その思いを伝えられたとき。
今の場所でやっていこうと思うのか、別の場所へ移動しようと思うのかが
ハッキリするのではないでしょうか。
なぜなら、方向性が定まることでもあるからです。
そこで、でもさー…と、また巡りそうなあなた。
もう巡らなくていいです。
今、サポートとして傍にいるアドバイザーに伝えてください。
次に、あなたなりの結果を、感情を出しにいきましょう。
やる？
やらない？
続ける？
やめる？
この会社はやめても、他社ではやってみたい？
大手でやる？
小さくても結婚相談所団体に加盟しているところ？
少し問いかけてみてください。
何が正しいとか、正しくないとかではありません。
どちらを選んでも、あなたの本心ならそれはあなたの答えです。
その答えは、その問題に対して決めたことでもあって、
次へのアクションを自ら創り出す手法でもあることを、
あなただけにお伝えしておきます。
さて。
これから、結婚を考えている方へ。
結婚につながる出会いなのか？
すでに、結婚を意識した出会いなのか？
この2つの質問のどちらでしょう。
同じような質問にみえて、中身は違います。
かみ締めて、あなたに質問を投げかけてくださいね。
結婚につながるってことは、漠然としている思いでもあって
合コン、パーティーなどでの出会いになるでしょうか。
結婚相談所は、後者の思いです。
最初から結婚を考えているからこそ、
そこに違和感を感じている人がいるかもしれません。
この意識を互いに持っている出会いは、
焦っているからというのは大間違いだと声を大にして言っておきます。
同じ意識があるからこそ、この時を選んで一緒になった。
これまでの出会い方、接点は全くない。
結婚相談所というフィールドだからこそ、
絶対に出会わないであろうと思う人と、
同じフィールドだからこその出逢い。
互いにまっさらだだから、
０からの関係がはじまっていくことの可能性は、
すでに色づけられたものではなく、互いに創り出す場面です。
あなたからも創りだし、歩み寄る気持ちがあるなら
結婚相談所での活動は、とても意味や意義があるものに。
なので、漠然としている人には少し、心がきつくなっていくことを
体験することになるでしょうが、これって
「心の中にある宝石」を見つけ出したようなことなのかなと感じてます。
プライドとか、意地になっていたものをそぎ落す時間は
必要だったのでしょう。
多少なりとももどかしさがある中で何かを得られるのは、
得ようとする気持ちはもちろん、
結婚相談所という人生の岐路だから、感じられることは本当に大きいですよ。
何を基準に結婚相談所を選んでいますか？
結婚をしたいのですか？
異性の友達をつくりたいのですか？
恋人のような人がいたほういいと思っているのですか？
結婚相談所選びで迷われているなら、
ここで一つ。
気になる結婚相談所へ行ってみる。
これです。
自己投資予算もあると思います。が、あえてここでは
二人三脚となる結婚相談所とのフィーリングを確かめることを
目的にしましょう。
その中で、自己投資予算と照らし合わせて
結婚相談所を決めること。
以前は、この逆で自己投資額を算出してからと
話していましたが、結果として動かない人が
多いような気もしないわけではありません。
インターネットで料金をみていても、イメージがわかない。
飲みに行くことを減らして、これからの自分への投資をしようと
思っていても、いつもと同じ行動パターンに。
なんでかしら。と思うと、
結婚とかの言葉だけで、景色は変わっていないのではないでしょうか。
日常の中で見ていたり、感じていることが変わっていない。
「それは嫌だ」と、アクションを起こしたあなたに、
結婚相談所へ出向いた時の話を少し。
結婚相談所で、最初に出てくる書類は
入会契約書ではありません。
概要書面です。
書面には、どのようなことを提供するのか
具体的に記載されているものでもあり、
これから、結婚相談所について説明をする際に交付する書類です。
その後に、契約書面になります。
説明に納得されてから、契約を結ぶ書類です。
今、目の前にどのような書類が出されているのか、
疑問はどんなところなのか、など、疑惑な目線だと
あなたの意図としていることではなく、単なるあら捜しになってしまいます。
ここはダメじゃん
あそこは、あれがねー
批評家を目指しているわけではありませんよね。
結婚相談所での活動は、二人三脚な場所です。
あなたが必要だと感じられた場所へ、
向かわれますように。
この場所にいたから、出逢えた人がいる
