社内恋愛相談

社内恋愛相談

結婚相談所の会員としても、恋愛相談としても
毎回、確認していることがあります。

 

 
ココロのある場所

 

以前、ここにあった気持ちは今。
どう動いているのかしら？と。
お話をさせていただく中で、数ヶ月で状況に風が送り込まれる人もいれば、
1年後に急展開な追い風を受けたりと、人それぞれです。

が、

風を受ける、受け止めるには帆を掲げなければなりません。

自然な波に流されてたどり着くこともあるでしょう。
波だけでなく、風も味方にすれば勢いは増していきます。
ある流れに乗っていくのと、流れに任せてしまうのでは
違いが出てきます。
自分で舵をとるスタイルなのか、どうか。

ですから、自然な流れを生み出す時には、あなたの力も授けたほうがいいようです。

 

社内恋愛の話をこの数日に連続で伺いましたので、少し交えてお話を。

書類に紙を挿んで「いつもの場所で何時に」とか
人知れずのやり取りが交わされていた年代から、
今では、隣同士でも会話よりメールでのやり取りです。

リアルな関係に発展するには、接点がないとはじまりません。
社内でも部署が違えば、話す機会がないでしょう。

しかし、プロジェクトが発足されたことを機にとか、
有志でのサークル、部活などの社内活動に参加して
様々な人と顔を合わせれば話す機会も増えます。

職場ではなくても、同社な関係という安心感の中に、
同社でなければ出会えないご縁もあります。

仕事のやり取りや立ち振る舞い等が身近であればあるほど、
親近感もでてきますが、これが相手の全てを知ったことではなく、
ほんの一部です。

社内と社外とでは、見せる顔が同じ人もいますが違う人もいますし、
違いがあっていいと思います。
友人に見せる顔、最愛なる人に見せる素顔。

人には様々な側面がありますから嫌な部分というよりも、
意外な部分であったり、これまで見えなかった部分も踏まえて、
その人の姿です。

 

近い人を好きになりやすい

遠距離だと別れやすい

 

環境はある意味、影響を及ぼします。
だからといってあなたにあてはまるものでもなく、
逆に相手にもあてはまるものではありません。

互いの性格や、その時の感情の揺さぶり加減もあります。

 

さて、ここでAさんに質問。

社内恋愛をしていて、どんな気分ですか？

「一緒にいられて楽しいです！」

 

帰宅を合わせてデートを楽しんだり、どんな時も後姿を
目で追ってしまうようなドキドキ感。
いつも近くに好きな人がいるので、仕事にも張り合いがというよりか
安心感のほうが強く、独占欲にも近い感覚。

上司から怒られていたり、多少のカッコ悪さも知っています。
反面、仕事に燃えているカッコ良さも知っていることから
「誰よりも何でも知ってるわ」発言からして、すこし気になりました。

「ま、これぐらいでいっか。時間になれば帰ればいいし。仕事より愛だよねー」

あなたといえば、今いる職場できることをしていこうとするスタンスより
どちらかといえば少しばかり傍観者なようです。

「愛？、、、それって恋じゃないかな？恋に恋してない？」

お付き合いできたことは一歩前進です。
本当によかったことですが今、念願叶ってな状況だからこそ
地に足をつけるようにしないと風に吹かれて飛ばされちゃう。

社内恋愛ははじめてとのことですが、その思いを実らせたいのでしたら
仕事の当事者になりませんか？とお伝えしました。

寿退社、いいと思います。
その前に、本当に様々なことが仕事からは学べますから、
この環境を是非、活かしてください。

 

責任を持った行動、発言。

相手の立場を重んじる。

 

一つ一つが、あなたを創りだすのです。

幸せな充実は、恋だけに注がれるだけでなく、
職場の協調性や雰囲気など周囲へも普及していきます。
少し、試してみてくださいね。

 

さらに、Bさんにも同じ質問をしてみました。

「20代に社内恋愛をしましたが、その時はスリリングさも手伝ってただ、
　一緒にいられるとか、楽しい時間を過ごしていたんだと思います。
　仕事のことはあまり考えていなかったような。（苦笑）
　今は、やりたいことも少しずつ任せてもらえてるし、仕事のやりがいを感じてます。
　そして仕事を通じて出会いがあったことで、生活に張り合いが出てきましたね。」

 

なんとも嬉しそうで、仕事もプライベートにおいてもバランスがいい感じです。

互いに意見を言いながら、よりよくしていくにはどうしたらいいか？を
考えて推し進めていくスタンスから、パートナーシップを築いていける間柄に
発展しそうです。

 

互いに労い、支えあい、褒め称える
 

 

20代の恋愛には勢いがあり、可愛らしさ、若さも備わっています。
永遠に続く力というよりも、これは今ある力です。

 

存分に活用するには、備わっているパワーに、プラス。
自分の土台を創ることをされたほうがより輝き、引き立ちます。

30代の恋愛には20代での出会いや別れを経てきたからこそ、
人の優しさを感じさせるものがあります。

痛いところは、傷を深くさせないように防御しようとして、
凝りかたまってしまった部分も。

親身になって言ってくれている人の言葉を、聞き入れて
少しずつでも自分の中へと変容させていけたら、カタマリは
解け出すように思います。

誰かの優しさ、温かさ。
あなたのそばにあるはずですよ。

ここでの誰かは、異性ということの意味ではなく、
人としてあなたと関わりを持っている人たちから
多くのエールをもらっているはずだと思います。

 

もし、最愛なる人と出会いたいのであれば、
今の状況から脱皮することをおすすめします。

この話は、後にということで。

 

＜追記＞
「紙一枚の重さ」つけましたが、再び、
ランディ・パウシュ氏のスピーチを。
カーネギー・メロン大学の卒業生に向けたスピーチですが、
年齢に、性別に関係なく心に響きます。