100回泣くこと
移動時間でも、読んでみてくださいね。と
特に男性にオススメしている本。 （もちろん女性も
しかし、この本の帯には
うっかり新幹線で読んで号泣しました。
透明な世界をあなたにも。ゴスペラーズ 北山陽一
泣ける！とか感動！とか、そのようなことで
オススメしているわけではありません。
小説ではありますが、結婚を意識した男女の大切なものを、
幼いころの思いや今の思いを交差させながら物語が進んでいきます。
プロポーズは、ロマンチックに…と演出を
考えている人もいるのでは？
正直な気持ちなんじゃないでしょうか。
プロポーズって。
身構えずに日常の何気ない中。
愛おしさを感じて、
この人とずーっと一緒にいたい思いから
「結婚しようか」と言葉が出てくる人も少なくありません。
「結婚を決める」ということは、2人の契り。
でも、お互いの背にはこれまでの人たち、
両親、兄弟、親戚、これまでの育った環境、
現在の環境、職場など、多く見受けられるわけです。
「結婚はこうしない！」と、いろいろなご意見をおっしゃる方も
いらっしゃるでしょう。
それはそれでありがたき助言としつつも、
話し合いながら、2人の環境をスタートする上で
健やかなるときも
病めるときも喜びのときも
悲しみのときも富めるときも
貧しきときもこれを愛し
これを敬いこれを慰め
これを助け死が二人を別つまで
共に生きることを誓いますか
2度、小説の中に出てきます。
一般的な話としてですが、
「この人と暮らさないとわからない」って考える人もいますよね。
結婚を前提にしているトライアルな同棲としてなのか。
前提ではなく一緒にいたいからの同棲なのか。
「期間はどうする？」といったことなど、
2人意識がしっかりしてないと、どこかで
すれ違いが生じてしまいます。
詳しい内容はネタバレになるので （書きたくなってしまうのですが。汗
あえて書きませんが、登場人物がどのようなスタンスをとり、結婚を考えたのか。
愛する人と生きること、
死をむかえること、
受け入れること、
立ち会うこと。
相手に起きていることを、自分のことのように感じ、
自分だけでなく周囲との調和をとりながらも
一緒に取り組んでいく主人公の男性の姿。
「もし、似たようなことが起きたとしたら」と考えにくいかも
しれません。
それは起きてから考えればいいことかもしれないけれど、
実は心も身体も健康な思考能力時に感じて欲しいと
伝えています。
実際、その現場になればツラく。
見たくないことでもあります。
蓋をしたくもなるでしょう。
だからあえて、考えていただきたいのです。
そして、この本からも互いに感想を言い合ったりしながら
相手の大切にしていること、ものがわかるかと。
誓いの言葉の意味を、結婚を意識しているあなただからこそ
しっかりと感じ取っていただけることと思います。
ストーリーの一部となっている身体。
身体のことはあなたにしかわからないこともあります。
ですから、健康診断や検診はしっかりと（女性は婦人科検診へ）
行ってくださいね。
