オトコの婚活
ありがちな、デートマニュアルなどという戦略本ではなく、
例えば、
・夫婦が出会ったきっかけ
・独身男性に聞く、女性との交際状況
・結婚相手は自然にめぐり会うものだとおもいますか?
・あなたにとって婚活とは?
・独身男性、独身女性が結婚相手に求めるもの
・既婚男性、独身女性が結婚相手に求めたもの
・独身男女がこどもがほしい理由
…etc
様々なデータを軸にしたレポートと
男女のインタビューを交えながら書かれている本です。
婚活という言葉で、周囲にもオープンに活動をしているのか?
というと、著書からすると(第20回match.com愛の調べより)
「誰にもオープンにしていない」という結果が男女共に50%超え。
実際に、活動をしようとする方と話をすると
(結婚相談所入会前に、このシステムがマッチしているかどうか、
インタビューをさせていただきます)
「婚活といっても、なかなかリアルにはいないんですよねー。」
だから活動をする場所として、結婚相談所を視野に入れている人達も
増えていると思います。
実際に結婚を本気で意識して相手と向き合った時に
結婚を具体的にリアルに活動を進めていくことで、
自分が何を求めていたか、何にこだわっているのかなど
感じることがあると思います。
著者の思いが、冒頭に綴られています。
なぜ、結婚することの意味を論じようとしないのか?婚活をテーマにした本の著者の多くが既婚者であることと無関係ではないだろう。彼らは既婚者や未婚者を単なる研究対象としてしかとらえていない。それでは独身者がなぜ結婚をしないのかを本当に理解することはできない。あえて30代独身オコトである筆者が未婚者の視点から婚活、そして結婚の意味を独身者と一緒に考えていこうと思い、本書の企画に至った。
この部分は、とてもわかる気がします。
年を重ねれば、いろいろな思いがあって
20代後半の別れはとても大きな痛手になることもあります。
誰かと出会いたい、結婚したいと思いつつ、
出会いはあっても一歩もすすめないような、すすみたくないような。
自分のココロに蓋をしていることがあったり。
「婚活なんて、別に」といいますが
実は、これから先の恋愛や結婚に、臆病になっている人もいます。
恋愛より仕事のほうが楽しくて、仕事と結婚したぐらいな
パワフルなお一人さまがいたって、おかしくもない。
生きている間に、打ち込めるものをすでに手にしている幸せを感じている人は
それは、それでいいのではと感じます。
中には
「結婚したほうが」 「一生独身だなんて、寂しい」といわれるかもしれませんが、
覚悟を決めて生きている、そのかたの幸せです。
「仲人=既婚者」
結婚の先輩として、ということだと思いますが既婚者のほうが好ましいと
いう雰囲気はありました。
けれど、逆に言えば独身者の環境とか状況を理解できる人は、
独身者だから感じる、わかることがあると思いましたので、
「そのような場所が無いなら創ってみよう」と、結婚相談所を立ち上げました。
結婚はしなくちゃいけないとかじゃなくて、幸せは
各人が感じることでもあるし、いろいろな形があります。
「結婚」という人生を選んで生きてみたいと思った時に
出会える人、場所、インスピレーション(情報)があります。
見落とすことのないように。
婚活の実情を真面目に知る上では、
とても参考になると思います。