映画「女の子ものがたり」
漫画家、西原理恵子さんの自伝的な作品が映画化!
「女の子ものがたり」
甘酸っぱい青春を描いた…ものがたりではありません。
淡く、きらきらた感じでもなく。
タイトルからのイメージと、内容とではギャップを
感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
「女の子」から「女子」になって「女性」へ。
子供の頃に受けたり、見てきて傷ついているまま
(それがあたりまえだと思って)、
大人になってもDVを受けていることが愛情だと錯覚してしまう女友達。
暴力を受けても、愛してくれていると思うの?
それがあなたの幸せなの?
なっちゃんの気持ち、よくわかります。
取っ組み合いのケンカをしながらでも、相手の幸せを願い、
本当に幸せになってほしいからこそ、のケンカ。
それをきっかけで、離れ離れになってしまっても
お互いにどこか気にしていて、グサッと重い言葉が刺さっているもの。
相手を思うからこそ、より痛みを感じているんだと思う。
子供時は、自分ではどうすることもできない環境であったり。
その中で、強かに生きつつも、見えない未来を手にするには?
を話していた場面があります。(ネタバレになりますが)
彼がいたら幸せ?
結婚したら幸せ?
夢があったら幸せで、なかったら不幸?
幸せのものさしは、人それぞれ。
映画の主人公は、漫画家のなっちゃん36歳。
婚活をされている同世代の女性のココロに届くものがあると思います。
結婚がゴールではなく、続くスタートラインですもの。ね。
女の子のものがたりとして、男性にもご覧いただきたいです。
相手のことを自分のものさしで「○○だったでしょ?」と決め付けかねない言葉。
その人にある、背景まで察する(イメージできる)発言でありますように。