19話 あなたのメンターは誰ですか
ども。栗林です。
もう少し踏み込んだことをお話しようと思います。
私がよくする質問があります。
” 恋愛もそうですが、仕事、人間関係等悩みを解決したい時に
相談する人はどんな感じの人ですか? ”
仕事なら尊敬する上司、会社の先輩や同僚であったり、人間関係なら友人、
学生時の先輩、兄弟、恋人等と相談する内容によって
相談相手が異なる人もいると思いますが、ここでは恋愛・結婚話についてです。
また、悩んでいる時、落ち込んでいる時にどのような人と会っているのかもポイント。
ある人は「お会いしていただきたいですよ」と、その方について
人生におけるターニングポイントで出会った人だと思うから言葉が
骨身に沁みますと堂々と語ってくれます。
また「いるのか、いないのか…わかりません」とうつむいて考え込んでしまった人も。
同じ境遇だからわかり合える部分があります。
しかし、互いをなだめているだけでは進展はしていけません。
同情なのか、共感なのか…この違いがわかっているのでしょうか。
心を探りあい、ちょっとでも人からよく見られたい、
見せたいと感じた時点で自分をさらけだせなくなる。
パッと飲んで、食べて忘れちゃえ!
数時間で忘れられるような事ならドンドン騒いで明日から気分を変えることでOK!
でも、悩みの根が深く一晩では気分が切り替えられないような事だと
本人は奥底で自覚をしていますが、気がつかない振りをして、
その場の雰囲気に乗って最後は深酒になってしまい翌日は気分が悪い…
と悪循環を選んでしまっていることもあります。
結局、余計にブルーな想いを巡らせることになりかねません。
わかっているんですが…ね。
私もそんな時がありましたから、気持ちはよくわかります。
時に人は孤独です。
最後に決めるのは自分自身ですが、考えに迷いがあったり、
自信が持てない時にどんな人にどんな言葉をかけていただいたか、
相談後にどのように自分が行動してきたのかを知りたいと思っての問いかけです。
メンター(Mentor=助言者)の存在
その人の声を聞き、目を見て、伝えてくれた言葉だけでなく雰囲気(パワー)の伝達。
優しいことだけでなく第三者として客観的に見てくれて、
間違った方に進みそうになったら正してくれる。
本気で”相手の幸せ願い”真剣に付き合ってくれる人。
「こうしたらいいよ」とダイレクトに答えを出すメンターもいれば、あえて答えを出さない。
話をしながら自分で気がつく(考える力)ように、見つけられるヒントを沢山散りばめて
話をしてくれるメンターもいらっしゃるでしょう。
「なんでここまで言われなきゃいけないの」「よくわからない」
本当はわかりやすく話をしてくれていても、
自分の思考回路がショート寸前であるために、
その場では理解できない(冷静ではない)こともあるでしょう。
話の内容が10ある内、4つしか今は理解できなかったとしてもいいんです。
その4つに対して行動をしていけば自ずと残りについてわかってくるはずですから、
今は理解できていることを大切に進めていくことではないでしょうか。
見えていなかった、感じられなかったことを代弁してくれるメンターに気がつかない人は、
もう一度周囲を見渡してください。
「ただ私の話を聞いて欲しい」では愚痴にしか過ぎず、見つかるはずがありません。
真剣な態度、会話をする相手の時間を使わせていただいている謙虚な気持ちから、
自分が見えてくるものがあるはずです。
私はそんな真剣な人と話をしたい、
結婚(法律上の婚姻)に真正面から取り組む人を応援したい。
それは自分自身の今後の人生に取り組むことと同じ意味を持つからです。
「どうぞ」と親切にドアを開けてくれるドアマンはいませんから、
自分でこの扉を叩いてください。
閉じたままでいいのか、自分の心に風を通したいからドアを開けるのか…。
私は淀んだままではもった得ないと思いますけどね。
では。