68話 希望の轍
ども。栗林です。
早いものですね、今年最後のブログコラムになりました。
今年書き綴った手帳を見ながら、また年賀状を書きながら振り返り、
来年に思いを寄せて。
では、今回はデータをもとにお話を。
国立社会保障・人口問題研究所の第13回出生動向基本調査
「結婚と出産に関する全国調査 独身者調査の結果概要」の中に
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Q. なぜ、結婚をしないのか?
年齢層別にみると…
* 25歳未満(18歳~24歳)の理由
●男性… まだ若すぎる 44%
仕事(学業)にうちこみたい 38%
必要性を感じない 36%
○女性… 必要性を感じない 45%
仕事(学業)にうちこみたい 42%
まだ若すぎる 39%
* 25歳以上(25歳~34歳)の理由
●男性… 適当な相手にめぐりあわない 45%
必要性を感じない 32%
自由や気楽さを失いたくない 30%
○女性… 適当な相手にめぐりあわない 49%
自由や気楽さを失いたくない 33%
必要性を感じない 32%
※この未婚者のうち何%の人が各項目を独身にとどまっている理由
(3つまで選択)として挙げているかを示す
(第13回出生動向基本調査
「結婚と出産に関する全国調査 独身者調査の結果概要」引用)
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「結婚をしない理由」が並んでいた25歳未満に対し、
25歳以上のダントツの理由は「適当な相手にめぐりあわない」
適当な相手にめぐりあわない = 結婚できない理由
「めぐりあうような、出会うような努力をしているのか?」ということから
「結婚できない理由」の枠なのか。
「できない」と「しない」は全く違うし、このデータに集約されている以外の
もっと個々の内側にあるものはデータだけでは計り知れない!という
私の思いは強く、熱い女、まさにバカ一代です。
個々の内側を考えていくと…家族、仕事、育児等、
今年1年の綴ったブログコラムの流れから感じられると思います。
話を戻して…
出会えない、出会ったとしても自分アピールできないことから
消極的になってしまうこともあるでしょう。
理想の結婚を描きながら、その相手に合う人を絶対にゲットしようと、
積極的に自己アピールをして動いていても縁に繋がらない。
静(心)と動(行動)のバランスを自分でどう感じるのかがキーワードになります。
また、25歳以上の理由に男性は「結婚資金が足りないこと(27%)」を
自由や気楽さの次に上げています。
第11回調査22%(1997年)や第12回調査23%(2002年)で減少気味なのに、
今回は4%アップ。
残業代カットがあったり、経済的な不安の表れだと思いますが、
ではどれぐらい貯めたら結婚できるのでしょう?
恋人がいるのなら、さらにお互いに結婚をと考えているのなら
突っ込んだ話をしたり、経済的なことだけではなく、
先延ばしにしている理由を二人で考えるタイミングはあると思います。
女性はといえば
「仕事や(学業)にうちこみたい、趣味や娯楽を楽しみたい(共に19%)」の次が
「結婚資金が足りない(16%)」。
女性の生き方が変化し、意識も変化している証し。
しかし「行動や生き方が自由だと思う」反面「広い友人関係を保ちやすい」という
独身の利点が女性は減少。
人も時も流動的
その時だから出会う人もいて、少し離れる人もいます。
それでいいと思うし、出会った相手を別にないがしろにしているわけではないことが
前提ですが、勿論そんなこと言われなくてもわかっているでしょ。
ただ「ちょっと利用しちゃおうとか」
「この人の近くにいれば何かいいことがあるんじゃないか」等、
人の気持ちを、立場を利用したり気持ちのままでは縁遠く。
何故なら、出会えたご縁を大切にしていないんだもの。
どのような人と出会い、何を大切にして、今があるのか。
そして、これからを。
ここで、年末に盛り上がる一曲から。
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ため息の中にほのかなあこがれが寄り添う
愛されるために羽ばたくような Baby love
(サザンオールスターズ「希望の轍」より)
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その翼、隠しているだけじゃない?
飛び出せれば、これまで見えなかった景色が見えるかもしれないわよ。
来年の一歩は自分の翼を広げて☆