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73話  自分の立っている場所

ども。栗林です。

昔は卒業式に雪が舞い、入学式に桜が咲いていたような気がしますけれど、
20日に東京が過去3番目の早さで桜の開花です。

3月って特別な想いがありますよね。
別れがその一つであり、旅立つ時でもあり。

 

それでは今、自分自身はどこにいますか?

 

♪ ああ 日本のどこかに 私の待ってる人はいる

有名な山口百恵さんの「いい日旅立ち」サビの部分。

日本じゃなくても、世界に、いやこの宇宙で…
と待っていると思う気持ちは歳と共に広げていても、リアルではその逆だったりして。

出会うにはまず、滞っている心の潤滑が必要!

 

そこで日常を少し飛び出してみましょうか。
山道をテクテク歩き、運動不足な身体にムチを打ちながら絶景ポイントに到着。

さて、ここはどこでしょう。

 

海外と思うなかれ。
ビルに囲まれ、ネオン輝く都心とは別世界だけど、ここは日本でも東京都。

日々、時間の流れは加速を増すばかりか、時間の波にのみこまれたりしながらも
慌しい日常を過ごすことにいっぱいいっぱい。

とてもゆったりした時間の流れを、空間だけじゃなく
居住空間そのものの中に入ることによって一瞬ではなく、
身体全体に染み渡るような感覚。

まるで、心の扉を開けて空気の入れ替えをしているよう。

空気や大自然に身をゆだねながらこの場所に立った私はとても小さいく、
天を仰げば遮るものは何もなくて、遮っていたものは自分自身でした。

 

人への想い、様々な立場を考え重んじるマッチメーカーですが、
非常に残念なことがありました。

日程を調整しお互いの合意の下でお見合いがセッティングされますが、
お見合い一つにしても簡単なことではなくて、
多数の人間が介入した人の繋がり・結びつきのご縁「縁談」。

緊張しながらも、新しい出会いとなる「人生の良き大事な日」を心待ちにしながら
自己調整、当日を快く迎えられるように過ごすようになります。

しかし、当日になってどうにか取り繕うとしている言葉や行動からは
子供がつくような嘘にように感じられ疑い責めることは簡単だけど、
私の不甲斐無さもあったのでは…と。

 

人を信じる

 

自分の思っているように相手が行動をしてくれるだろうと過剰な期待を込めた時、
行われなかったら裏切られたと感じるもの。

それとはちょっと違って「期待」をしていたというよりも、
私の場合「信頼」を寄せていた意味合いになります。

信じていた中での落胆、怒りより「なぜ?」と疑問が脳裏を駆け巡り
全てがセピア色にみえた瞬間は、体験した者にしかわからないのかもしれません。

繰り返さないためでもあるけれど、これからの出会いの中でこの体験を活かして
似たような思いを他の人にはしないことを自分に言い聞かせるために、
私は忘れないと思います。

 

キャンセルをしても誰かが謝ってくれるし穴埋めをしてくれるだろう等という、
そんな軽いものではないんです。

全ての行動は、自分自身に返ってくるもの。

 

相手を思い伝えていることに対して「嫌われたらどうしよう」とか
「お客様を怒らせたら」等という意識はありません。…と断言してしまう言い方だと
語弊があるかもしれません。

それだけ、私も真剣にクライアントを取り巻く一部な出会いだけでなく
この裏側にある、お見合い相手やご担当マッチメーカー等、
様々なご縁で繋がっている意識は常に持っています。

今回の出来事は、再確認をさせてくれる上で必要だったのかもしれません。

 

「よし。次行こう!」

 

これまでのことに思いを巡らせ気持ちを新たに
下山しようと意気込みながら身体は正直。

運動不足の身としては足がガクガクでパンパン。(苦笑)

見晴らしのよい場所にある喫茶店で、先ほど立ち寄った青い空に
ジュリア偲んだ白亜の十字架の情景を思い出しつつ、
美味しい珈琲をいただきながらオーナーや
偶然いらしてた地元の方と会話をしている中で、
初対面なのに感じる心の温かさ、豊かさ、慈悲深さ。

仕事面だけでなく日々の生活に、出会いに、
全ての出来事に感謝の念を持つことが何よりも大切なんですよね。

 

ありがとう。

思いださせてくれたことに感謝を込めて。




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