75話 4月の出会いと想い
ども。栗林です。
3月31日の年度末。
今年は土日ということもあって、新年度に向けて英気を養っていた人も
多いのではないでしょうか。
関東では満開の桜を愛でながらとか。
午前中、お見合いの付き添いを終えて少し時間があったというか、
折角なので上野の山を散策していました。
上野に行かれた方々、もしかしたらすれ違っていたかもしれませんね。
上を見ながら歩いていると「シャッターを押してもらえませんか?」との声がかかります。
4人組みの奥様チームで桜見物なのでしょう。
仲がよろしいようで「どうせなら人数分シャッターを押しちゃってくださいな」と
注文を賜る私。(笑)
何故か昔から道を聞かれたり、はじめての場所にいるのに
「これはどこにありますか?」と声をかけやすい体質(?)なのかもしれません。
シャッターを押すこと数回。
ファインダーから何かが見えてきそうな感じがします。
呼び止めもひと段落(?)したし桜を撮ってもいいんだけれど、
やっぱりこの風景かな~
学生時を懐かしく思い出すような構図。
明日になれば別々の道を歩くのか、これからも宜しく宴会なのかは
わかりませんけれどとても楽しそうで、何だか素敵な未来を感じました。
今の若者(このようないい方は年齢を感じさせちゃいますかね)は、
将来に希望も何も感じていないと大人たちは
勝手に思い込んでいるのかもしれません。
では、ここで想像力を働かせてみましょう。
これから先、桜の季節に撮った写真には
どのような人と一緒に写っていると思いますか?
学校を卒業し、久々に集まった仲間と。
社会人となった今年は新入社員として先輩と。
社会人歴数年、同僚と後輩を連れて。
交際中の好きな人と一緒に。
結婚1年目の夫婦として。
新しくできた家族と共に。
小学生になった子供と両親、そして私たち。
近所のお友達と久しぶりに。
子供達は成人し、孫に囲まれて。
再び2人になった夫婦として …etc
どんな自分の未来を描いていますか?
別れがあって新たな出会い…
季節も人も移り変わっていくようで、これは自然の流れなのでしょうね。
自然とはいえ、この流れは自分で創りだしていることを
忘れてしまうのかもしれません。
創り出してこそ動くものがあることを、インタビュー(面談)を
予約されていた方からのご連絡で感じました。
Aさん:土曜日にパーティーに参加して、いい人とであったので頑張ってみようと思います。
申し訳ありません。
日程を調整していただいたのにキャンセルをお願いしたいのですが…
栗林:(即)よかったじゃないですか!是非、頑張ってくださいよ。
連絡なしでドタギャンをすることもなく、事情を説明してくれる誠実さが
こちらまで伝わってきます。
「そんなの断りのウソに決まってるよ」と言う人もいるかもしれません。
断りなら単にメールだけで済まそうという人もいるでしょうが、
より想いが伝わる手段として「声」を選択したんだと思います。
社会人として当然の行為かもしれないけれど、小さなことが
その人の品格を感じさせるもの。
Aさん:もし、これがダメだったら…お願いします。ご連絡しますので。
栗林:はじまったばかりじゃないですか!頑張ってくださいね。
上手くいくように応援していますよ。
一度も会っていないし、相談所室の説明を聞きたいという声だけのお相手ですが、
これも一期一会。
清々しい気持ちは互いに良い気を運んでくれます。
嬉しいご報告のお裾分けに感謝を込め、
4月から気分を新たに進もうとする人を応援します。
自分の未来に力を注ごうとしているあなたのことを。
そして、あなたの力を…私は信じています。
ではまた。