79話  My Romantic Adventure

ども。栗林です。

押入れの奥って大掃除やら引越し等の大イベントがないと、
なかなか着手しない場所かと思いますが、これって私だけでしょうか?(苦笑)

探し物をごそごそとしつつ、開かずの箱に視線が。記憶は遠い昔に…
何を閉まったのか覚えていないこともありましたが、
このままで収まっている物なのかと野生の感(?)なのでしょう。

脳裏をよぎる何かがあったので、ここぞとばかりに開封。
すでに破棄していた本がここに眠っていたなんて、思わず驚いてしまいました。(笑) 

 

それは、薄くて赤い本

 

My Romantic Adventure

今ではインターネットが普及して、自分の分身としてネット世界を
自由に行き来できるアバターや、RPG(ロールプレイングゲーム)は当たり前。
また、人と人とを結ぶコミュニケーションツールとしてGREE、mixi等のSNS。

さらに、海外で話題になっている3Dオンライン仮想世界「Second Life」が
まもなく日本語版として登場したりと、IT世界はめまぐるしいですよね。

10年一昔。まだまだアナログな世界もあり、これから!という勢いもあったように
思います。

 

当時、どんなことが流行っていましたか?

私の場合、自分自身を主人公にした本を贈ることが友人間で流行っていました。

主人公は、メインになる本を受け取る人の名前、
彼は付き合っている男性(もしくは、好きな異性)、
友人達は友達の名前が印刷された「この世に一冊しかない本」となればこの時点で、
すでにロマンティック。(ちなみに全て英文、解説書付き。)

 

それではどんな内容なのか、気になるところだと思うので。。。

 

☆☆☆ 

彼女(主人公)と友人達は、海外旅行の計画を立て様々な街を巡り、
お洒落をしてクルーズディナーへ出かけたところ、
開催場所近くのプール脇を通り過ぎたと思ったら、プールへ落ちてしまいました。

「申し訳ない、背中で押してしまったようで」と手を引き上げた時に彼もプールへ…。

二人とも思わず笑いながらも、この出会いは水面からはじまりました。

彼からお詫びにと、ハプニングを切っ掛けにしたデートのお誘いを受け、
ディナーやダンス、おしゃべりに至るまで彼らが何年も一緒にいるかのよう。

友人達からは、クルーズロマンスは長続きしないと言われても
「続く限りは楽しむ」と彼女。

彼らはできる限り一緒に過ごしていたのですが、一つだけ大切なことを除けば
全てを知り尽くしている感じでしたけれど、彼は語ろうとしませんでした。

<中略>

その夜、デッキを歩いていた時に彼が突然「君がこれからも会ってくれるかどうか
心配で言えなかった。お願いだ、何か言ってくれ!」
「愛しているわ」と彼女は優しくキスで答えました。

☆☆☆

 

思わず頬が赤らんでしまう内容に、恋愛映画ならばベタ、かなりのベタです。(笑)
それは、今の私だから言えることなのでしょう。

本に登場している彼とは残念ながらご縁はありませんでしたが、
後の恋愛における様々な困難を乗り越える一つの力を教えてくれたと思っています。

パラパラとめくっていたらタイミングよく、本を贈っていただいた友人から電話が入って、
この赤い本の話をしたところ、贈り主はすっかり忘れていたようで
「お互いに色々とあったもんね~」と笑い飛ばしていました。

会話の中でサラッとでてきた内容に
「今、言っていたこと何だっけ?」とメモった言葉は…

 

 

恋は想うこと

愛はハマルこと

 

自分の想いが優先され、一方通行なのが…恋。

「ハマル」ことは、ここでは肯定的に使います。

一方的にハマルのではなく相思相愛。

互いを必要(ハマル)として、全てを愛おしく思うのが…愛。

 

 

実は、一瞬「えっ?ハマル?!」と会話でも間があったのですが、
ハマル意味を「悪い女にハマル」等といった否定的に捉えていたので、
ボキャブラリー@追加修正の指摘をされました。

相思相愛だと思える当初は言葉や態度の端々で感じつつ、
後にコミュニケーション不足に陥りイライラや、無関心になりがち。

縁あって一緒にいるのに、一緒にいても何だか息苦しい空間を
互いに作りだしているのは悲しすぎます。

わかり合おう、そして共に助け合って…と寄り添った二人のはずなのに、
これでは近くにいる他人。

自分の時間も多少なりとも欲しいと思う人もいるでしょうし、
これは浮気をする時間が欲しいという間違った解釈ではなく、
身体のバランスをとることは必要なことで、
互いの距離感を早めにつかむことが相手を認め受け入れるポイントの一つです。

 

人と熱く、濃い話をした後に再び押入れを探検していたら、思いがけない品を発見!

以前、お土産屋さんで可愛いと一目ぼれ購入したピンクのガラスの靴。

シンデレラ物語では、舞踏会に行ったシンデレラが慌てて立ち去った時に
ガラスの靴の片方を落として行ったので、お土産屋さんでは片方の靴しか
売っていないと思います。

 

ここでミラクル☆

 

一足、揃いました!

足が小さければ履いて歩きたい気分でもあり、重く、
触れたくない扉を開けたことで、風通しが良くなったように思います。

今回は懐かしさもありましたが、いずれにしても過去に蓋をする行為より、
向き合い受け止めて消化(破棄)することも必要なのだと感じました。

それは押入れだけでなく、心にも。

 

ロマンティックは冒険と共にあり

 

ではまた。




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