89話  新たなるステージへ

ども。栗林です。

お見合いは、お互いに写真や身上書を閲覧しているけれど初対面の席でもあります。

お決まりの「趣味は何ですか?」と聞くことより、
「趣味は映画鑑賞とありましたが、
最近はどのような映画を見ましたか?」と、
話はスムーズに運びますがお会いする時間は約2時間。

肩肘はらずに
「またこの人とお会いしてみたい、話をしてみたい」
と思うか、思わないかがわかれ道になります。

スムーズに運ぶと書きましたが別にマニュアルではありませんので、念のため。

営業職の方ならご存知かと思いますが、
初対面の方との会話で避けたほうがいい話題は、
お見合いの席でも同じことで政治、宗教、野球の話はNGと言われています。

 

「別に仕事でもないし、最初から話したっていいじゃない?」と思われるでしょう。

例えば野球の場合、互いにどのチームがお気に入りなのか?に熱が入ります。
同じならまだしも敵対にあるチームの場合には、ご想像の通り
平行線な会話が続きそうですよね。

または、不愉快な言葉だったり。

それでは、楽しい席もだんだん雲行きが悪くなってしまって、
大雨で中止(会わない)になってしまうことは持った得ない話です。
何でお会いしたのかその意味すらわからなくなってしまうことは、
避けたほうがいいでしょう。
思い入れの強いもの、ことを話す前に場の雰囲気を感じられることをオススメします。 

 

さて、そのNG話題の中でも今回は野球の話。

上記の例え話のようなことではなく、野球という場面で出会えた人、
野球という職業を通じて熱き思いを伝えてくれた人物についてです。

「野球観にいかない?」

夏のシーズンになるとお誘いがありまして、ビールを片手に神宮球場に
何度となく足を運んでいました。

これまた夜風にあたりながら球場でクーッと飲む一杯が、本当に美味しいんですよね。(笑)
数年前は、失礼ながらも私からしたら見通しの良いホンワカな感じがフィットしていたので
仕事帰りに熱く応援というよりも、スポーツバーにでも行くような感覚。

もちろん、試合はちゃんと見ていましたよ。

当時は仕事も恋愛もいろいろありまして、リスペクト兄貴(と呼んでいる方:以下兄貴)
にマシンガントーク炸裂していましたが、状況を把握されていて、
性格もわかっていらっしゃったのでしょう。

今思うと、クッションな役目をしてくださったと思います。

 

相談をしていると情が湧いてきて、そのまま付き合ったり、
または相手の弱っている部分にサッと入るようなケースもありますよね。

「可哀想」とか、「誰かがついていてあげなくっちゃ」という思い。

本人は正義感をかざしていても、それは自分自身が素晴らしいことをしている、
または正当化したいだけの理由で「正義」を使う人もいます。

弱いものを助けたいという気持ちは素晴らしいけれど、
自分の利害関係を考えながらも助けている自分自身に酔いしれているようなことでは
最終的に、自己満足の世界。優しさとは違う。

それこそ他人に手を差し伸べるよりも、自分が可愛いからとしかいいようがありません。

相手の気持ちを汲み取り、理解しようと思い、どのように進んでいけたらいいのか。

私的歴史を知っている方だけに、そして復活を遂げられるように
見守り続けてくれていたこと等、これまでの思いを言葉にした時に
「いい意味で成長したんじゃないの?仕事柄もあるかもしれないけれど、
話し方とかさ(笑)」とても奥深い兄貴。

自分ができることのボーダーラインを見極めていてその上で
アドバイスをしてくださったことに、感謝しています。

 

では、スタンド席からグランドへ話を移しましょう。

神宮球場

「メガネの捕手は大成しない」

 

大学時のドラフトの指名を受けることなく社会人野球へ進んだ後、
ドラフト2位で東京ヤクルトスワローズに入団して18年。

直接の原因は肩を痛めたこととはいえ「後進に道を譲る時と考えた」

ご本人は選手としてのけじめと、チームの結果をとして監督の責任を背負う姿。
選手を辞めて監督へという道ではなく、ユニフォームを脱ぐ決意。

記憶に残る、労働組合日本プロ野球選手会会長時に球界初ストライキを
決行した某球団オーナーの「たかが選手が」発言がありました。

話し合いをしたいと伝えても、話す必要もないと。

チームの枠を越えてプロ野球を愛してれるファンの声援を、
選手会長であった古田選手が世論に訴え支持を得るまでのプロセスでは、
心が痛む場面もあり、葛藤しながらも野球を、
ファンを思っての行動をみていても逃げずに立ち向かう、
心の軸にブレがない人なのでしょう。

でも、ブレそうになる時もあるわけで辛く苦しい時に、
支えてくれた人たちの思いが軸を強化してくれて、
今の立場である自分に何ができるのか、
よりよくしていくにはどうしたらいいのか等、常に考えていたからだと思います。

 

様々なことを投げかけてくれた古田敦也兼任監督、ありがとうございました。

 

古田兼任監督ありがとう

わかれの先には誰しも、新たなるステージの扉があります。

 

ここでの別れは「分かれ」…分岐の意味です。

新たなるステージに立つには、どうしたらいいのでしょう。

それは、あなたの決め時です。

 

ではまた。




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