95話  心から心へつながる旅 (後編)

ども。栗林です。

では早速、前編の続きを。

 

塩原温泉の湯本は11ヶ所ある中で、
今宵のお宿は福渡温泉にある「松楓楼 松屋」

ちなみに、CMで使われたお部屋は露天風呂付きの部屋です。
陽も暮れてきたので心配だったのでしょうか、到着すると番頭さんや
フロントの方がダッシュでお出迎えしてくだり、
湯の温もりのような優しい女将さんの優しい笑顔に包まれながらチェックイン。

食事前に箒川沿いを散策していると露天風呂が見え、こちらは公共混浴露天風呂。

誰も入浴していませんでしたので見ただけで入りはしませんでしたが、
緑の中に囲まれて気持ちよさそうな感じです。

温泉は自治会が管理していて、お掃除協力金として料金箱100円に入れるシステムは
温泉地ならではですね。

お食事は部屋でゆっくりいただき、ミニライブラリーでお部屋でゴロ~ンとしながら
読書三昧としゃれ込み、温泉場ではやっぱり卓球でしょと宿で卓球三昧

 

自然と笑顔がほころんで、なごやかな福相になると言われている
「お多福の湯」

温泉

温泉は深夜は貸切のように誰もいないお風呂で、
朝は清々しさを感じながら旅の疲れと、これまでの労いを。

このお湯で心も身体も解し、流させていただきました。

居心地がよく、もう一泊というか連泊したいぐらいです。

 

後ろ髪を引かれながらもお見送りをしていただき、
地元地図で気になっていた塩原七不思議の一つになっている杉をみようと、
塩原八幡宮に。

境内には小さな滝のように流れている湧水が、とても澄みきっていて美しく、
樹齢約950年と言われいる逆杉(夫婦杉)に圧巻です。

周辺散策後は那須に向かおうと車を走らせ、道の駅に立ち寄ったり曲がる場所を
間違えたりしながら、一般道は那須高原らしい雰囲気とペンションが点在している
場所に差し掛かると、森の中にひっそりある気になるお店が増えていきます。

 

那須オルゴール美術館に到着したら、ちょうどオルゴールの演奏時間。

道に間違えて正解!の時間調整でした。面白いのがコインを入れると
ディスクが上がって自動演奏をしてくれるスタイルは、オルゴールのジュークボックス。

音が鳴ると蕾の花が開いたりというカラクリ時計のようなオルゴールなど、
数種類の美しい音色に聞き入っていました。

 

こちらには

オルゴールチャペル

チャペルがありまして、アンティークオルゴールの音色で
「オルゴールウェディング」もいいですね。

一緒に訪れた思い出の場所や、憧れの場所でのリゾートウェディング。

通りかかった人たちからの祝福があったり、と偶然にもハッピーな空間から幸せが
伝わるって素敵すぎます。

 

幸せな余韻を残しながら那須町の東側、

遊行柳

打ち合わせをした時のカレー店の店主おすすめの芦野、
温泉神社の参道脇にある柳の下で松尾芭蕉が句を詠んだ「遊行柳」。

柳の木が風で揺れる中、様々な思いを巡らせながら
水田が緑色に変わる田植えの風景を眺めていたのでしょうか。

今回は実りの秋の後、刈り取られた場面ですが
日本の懐かしい風景に出会えました。

 

風景

田一枚 植て立去る 柳かな

 

遊行柳の休憩所で教えていただいた美味しいお蕎麦を食べていたら、
若い女性グループが今晩の宿を探そうと、
お店の人に宿泊先が近くにないか聞いていました。

これまで立ち寄っては資料や地図を集めていたので
「これらからの旅に使ってください」と、
地図を手渡したら何も持ち合わせていなかったようで感激していただき、
お役に立ててよかったです。

不思議な巡りあわせのようにちょとした会話から、
あれよあれよと動き出して、新たな出会いでバトンタッチ!

ココロのわらしべ長者のように、いい流れで旅を締めくくりました。

 

 

☆☆☆☆☆

今年は、旅について書いていることが多かったように思います。

結婚相談所の役割として、旅を通じて出会えた体験も手伝って
以前と変わってきたことがありました。
また、旅で景色が変わっても、心の中には変わらないことがあるかもしれません。

 

忘れないこと

忘れられないこと

忘れたいこと

 

過去の記憶は薄れていくとはいえ忘れられないことはあるでしょう。

一生。

忘れることが、いいことなのか

わるいことなのか

 

そんな、二者択一で締めくくれるものではないこともあります。

過去における同日に同じようなことを考えているのなら、
薄れることのない自覚となることでしょうが、
同じことを巡らせているのではなく、多少の角度を変えながら
変容しているんだと思います。
それはいつしか受け止め、受け入れるよう。

底があるから天の高さがよくわかるし、より見渡すことができる。
人間としての生き様(年輪)に刻まれる行為としては強烈でしょうが、
奥深さ、奥ゆかしさを得られるチャンスとして感じられるように。

 

ではまた。

私の忘れられない日に思いを寄せて。




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