98話  百聞は一見にしかず

ども。栗林です。

今年は様々な人と出会い、再会したりと違った意味で刺激的な年でした。

 

席を並べて仕事を教えてくださった方、

多くの笑いを与えてくださった方、

共に汗を流した方、

素敵な音を聴かせてくださった方、

勇気を与えてくださった方、

「そんな酷薄な人の言葉でお前のこれまで人生を否定するのか」
と叱咤激励をくださった方、

何も食べられない時に「これは食べれるでしょ」
と差し入れをしてくださった方、

「今年のニュースは栗林さんに出会えたことです」
と嬉しいお言葉をかけていただいた方、

…とエンドレスに書いてしまいそうな勢いです。

 

本当に、ありがとうございました。

また、不義理や不躾であったり失礼な態度をしていたこともあったのではと思い、
この場を借りてお詫び申し上げます。

 

これまで書き綴ってきたコラムを昨年同様、読み返してみました。

「オイオイ。どこに向かおうとしているのか。戻って来い!」等と
ツッコミを入れたくなりましたが。(苦笑)

「振り返ってどうすんだよ。前へ行こうぜ」とも言いますけれど、
軌道修正をさせながら進みたい表れなんだと思います。

それは、クライアントの姿から感じたことがありました。

 

次に進むにあたって、相手への評論でしかない場合。

次に進みたいから、相手との合わない何かを性格の不一致として
片付けることにとどまらず、根付いている心の陰に気づく場合。

後者は一見、後ろ向きだと思われそうですが、果たしてそうなのでしょうか。

根付いている部分は子供の頃の記憶だったり、
昔の恋人から言われた何気ない言葉に引っかかっていたりと様々。

「蓋をしたままでは…」そう思っている人は、自分にかせられたテーマがあるようです。

 

感情を表すことが出来ているようで、できていない。

思いを伝えているようで、伝えていない。

この人でもいいかなと思いながらも、流されたくない。

 

言葉と行動が次第に不一致にかけそうになった時、
本気で本音で語りかけることは悩ませるのではなく、追い詰めるのではなく。

考えていることから、自分にフィードバックしていることを意識する。
そして、最後に自分の言葉で結論が言えて、このミッションはほぼ終了です。
「ほぼ」と言うのは、自分で手応えを感じていることが前提ですが、
後はより実践あるのみ。

 

余談ですが、体調を崩して病院に通っていた時に、私が行っていた
バイオフィードバックのようなものとも言えるかもしれません。

春先から立っていられない程に痛いのに原因がわからない不安は、
これまで幾度と無く突発的な病気をしていたので、
余計に拭いきれない思いがあったんだろうと思います。

このダークスパイラルを断ち切ろうと、場所を変えて気持ちが入れかわっても
体調は芳しくなく。

単に院内を巡っているとかではなく、どうしたら自分が納得できるのかを、
目や耳、身体を通じた体験として意図的に、検査結果のデータや画像、
医師と話をすることで脳に「大丈夫だよ」と信号を送ってあげることで自分にOKを出す。

一人で抜け出せなかったから、誰かの手を借りよう。

友人をはじめ周囲で支えてくれた人の温かさ、時には厳しい中にある優しさで
励ましていただきました。

本当にありがとう。

 

 

百聞は一見にしかず

 

やって得たことと、聞いただけとでの差。

 

聞いたり知ったことから自分の中にシフトさせていければ、行こうと思えばOKで、
その思う気持ちから少しずつでも動いていける実体験。

これが強みになります。
闇雲に進めるのではなく「今日はやってみるぞ」と決めて動けた方が断然いいはず。

この動きからうまれた周辺の流れは、あなただから感じられることが大切です。
来年は、楽しみながら動けるといいですね。

 

また、言葉は相手を傷つける道具ではありません。互いの意識を伝え合う道具です。

互いの意見が違っても、それがケンカではなくて、
より良い方向性を見出そうと話し合うことからはじまります。
話し合っても思い通りにしたいからと、力で何とかしようとしても相手の気持ちは
縛ることはできません。

 

駆け引きをしていないようで、している。

 

将棋じゃないけれど、次はどんな手でくるのだろう

手法とかじゃない。

手段でもない。

もっと温かいもので、通い合うもの。

 

言葉だけではなくて、人であり、モノでもあり、動物でもあり、自然でもあり。
もっとホットな感情が通い合うような年になるように。

そして、今年もコラムを読んでいただいている、あなたに感謝を込めて。

 

ではまた来年。




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