2人がぎくしゃくしそうな時「質す」と「正す」を思い出して、より良い関係を創りましょう。

仕事となれば皆で協力しあって改善を試みながら推し進めていく反面、ぎくしゃくした関係になると面倒に感じてしまい、付き合いが長続きしないとのご相談がありました。

面倒には、理解することを放棄したい投げやりな思いや、自分が悪いわけではなく相手が悪い思いが少なからず含まれています。

「相手が理解できるように説明するには、何を、どのように伝えたらいいか」と考える習慣はプレゼンや上司に伝える等、仕事ではすでに身についている力があるのではないかと思います。
是非、その力を婚活に活かしていきましょう。

好きなものに囲まれていたい思いが強いのか「すぐに合わない人だ」と相手に否定的なレッテルを貼っていることがあります。

人は物ではなく者です。皆、感情を持っていています。
結婚を意識した出会いから付き合いをしていても、友人の紹介で知り合ったカップルでも、互いに胸に秘め言葉で伝えようとはせず、気持ちをわかって欲しいと思っても察する力は人それぞれです。
似たような感覚を持っている相手だとしても、あなたと同じように感じて察するとは限りません。
ケンカをしたくない、口論をしたくないので言いたいことは言わないようでいて内心、レッテルを貼ることで相手を理解しようとする歩み寄る力を失いつつあります。

間違いや欠点を「正す」ことではなく、質問をして確認をする「質す」気持ちが大切です。

前者は互いを責め続け、どちらかが倒れるまで自分のほうが正論だと思わせたいがため、勝利を勝ち取るような攻めの行為にすぎません。
しかし、後者はそれまでのプロセスを踏まえているので、感情の行き違いがうまれた経緯の実感がわきます。
一方的な感情に任せた追及質問ではなく、相手の気持ちを聴く姿勢も持ち合わせたほうがいいでしょう。

心が通じていないから相性が悪いと思うことは、思い込みの錯覚です。

あえて言わなくても、日本人には以心伝心があるから別に話す必要はないと思う中に、思いやりを感じられますか?

思いやりが互いにあるからこそ以心伝心、気持ちが通じるように感じられるものではないでしょうか。
互いにといっても気持ちにも余裕がない時、同じ気持ちでいることが義務感に変わり、擦り合いになることも考えられます。

例えば、感情を表す言葉が見つからず、思わず口走ってしまったことが火種になるケースです。

仕事等で気持ちに余裕がない時等、心が曇り時々雨というような場面もあるでしょう。
普段から笑顔で大らかに労うことは忘れないようにと意識していても、心を許している人に対して自分の中の弱い部分を見せることになります。
そこで、こんなことですぐに怒るなんて、泣くなんてと思うことは相手の表面しか見ていないことに過ぎません。

心にある不安や不満等に寄り添い、支えあうような信頼関係を紡いでいきたいのなら「相手が落ち着くまで、待つ見守る姿勢でいられるか」「不安や不信感を与えているような姿勢をしていないか」自己問答してみることをおすすめします。

相手には早めの返答を求めるわりに、聞かれていることに対しては後回しにしているようでは、コミュニケーションを自負していても一方的な態度だといえます。

言い過ぎたり誤解をしていたと思ったなら「ごめんなさい」の一言を添えることができ、
より良い関係を創るように考えられる関係であれば、まだまだ発展する可能性大。

この広い世界、出会えた2人です。
まずは、あなたから気持ちを伝えた後に相手の気持ちを聴き受け止めてから、結論を決めても遅くはありません。

結婚相談所では、仲人やカウンセラーが介入してお断りの代弁をします。
会える時に思いを伝えられないと、二度と会うことはありません。
だからと言って気負いする必要はなく、出会えたことや日々を大切に感じられる中で育んでいくスタンスがうまれるのではないでしょうか。

相手に、完璧さを求めすぎないこと。

人には未完成な部分があるからこそ探求し、互いにないものを求め合い、補えるような関係を築くように自分達の城となる夫婦、家族の絆を築いていくのではないかと思います。




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