婚活中のあなたへ、伝えたいことがあります。(婚活連続不審死裁判傍聴記)

東日本大震災から人とのつながりを大切に思い、結婚へと気持ちをシフトした絆婚をはじめ「本格的な婚活への意識を高める婚活年」だと言えます。

ネット婚、結婚相談所からの見合恋愛婚もアリですが、どのような場所で活動をするにしろ、自分の身のことも含めてしっかり考えてほしいというメッセージを込めてブログ・Facebookページからも発信をしています。

仲人としてはというより、結婚情報サービス事業・結婚相談所は特定商取引法の該当業者です。(入会説明時に概要書面の交付等義務付けられています。)ご登録会員様へ余計な心配や不安にエネルギーを費やすより、結婚を意識している目の前の異性を思うエネルギーに注いでいただきたい思いは、幸せを願う者の共通の思いではないでしょうか。「結婚相談所を運営する上で、安心して活動しやすい環境を創りだすことにも力を注ぐこと」として、弊会では危機意識からの考察をしています。

首都圏連続不審死事件。
100日法廷となる裁判員裁判が、1月10日からさいたま地方裁判所で行われています。裁判員ネットから最新日程カレンダーで確認することができます。

事件の概要は下記の通りです。

【事件の概要】
2009年8月6日午前7時20分頃、埼玉県富士見市の月極め駐車場に止めた車の中で、東京都千代田区の41歳男性会社員が死亡しているのが見つかった。死因は一酸化炭素中毒だが、自殺とするには不自然な点が多く、埼玉県警は、男性が事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査を始めた。
男性には、交際していた女性がいたが、捜査を進めていくと、その東京都豊島区の34歳女の周辺で、「突然死」「焼死」「一酸化炭素中毒死」など、不自然な経緯で死亡していた男性が複数いることが分かった。また、捜査の過程で女が、結婚を装った詐欺行為をしていたのが判明。埼玉県警は、同年9月25日、女を詐欺容疑で逮捕した。
2010年2月1日、埼玉県警は、その女が交際中だった東京都の41歳会社員を練炭自殺に見せかけて殺害したとして、女を殺人容疑で再逮捕。東入間署に捜査本部を設置。22日、さいたま地検は、殺人罪で追起訴した。
10月29日、警視庁捜査1課は、東京都青梅市の会社員を練炭自殺に見せかけて殺害したとして、女を殺人容疑で再逮捕。警視庁は青梅署に捜査本部を設置。11月19日、東京地検立川支部は、殺人罪で追起訴した。
12月1日、千葉県警捜査1課は、野田市の80歳男性に睡眠導入剤を飲ませた上で、練炭を燃やして一酸化炭素中毒させ、発生した火事でやけども負わせ殺害したとして、殺人容疑で36歳女を再逮捕。千葉県警は野田署に捜査本部を設置。22日、千葉地検は、殺人罪で追起訴した。

Yahoo!ニュース 結婚詐欺・連続不審死事件「関連情報」より引用

様々なことを目に耳にする機会は、自ら創っていく。
泥臭いけれどこれが私のやりかたとして、さいたま地裁へ裁判傍聴に行きました。傍聴は抽選になります。これまで外れることなく傍聴できたことから「しっかりと見て、聞いてください」と言われていたような気がしてなりません。

婚活「首都圏連続不審死事件」裁判傍聴に行ってきました。

事実は小説より奇なり。
法廷では、婚活の登録をしていたサイト、通っていた料理教室、出会いからメールでのやりとり、被告人が書いたブログからの行動など様々なことが明るみになります。事件のほんの断片的な面を垣間見たことにすぎませんが、数回の傍聴で感じた一部を書き記したいと思います。

個人的な感想ですが被告人は見た感じは、ごく普通の女性です。
女子力が高いのではと言われていますが、高いのであれば合コンでもいいでしょう。しかし、ネット婚活とした出会いのほうが被告人の為人をうえつけさせるまでの時間、ターゲットが絞りやすいなど権謀術策とも言えます。

婚活サイトでの被告人のプロフィール写真は女性のふくよかさを強調し、家庭的なプロフィールを作成。料理ブログでは、女性たちへの羨望を集めようと美も演出する口から下の上半身とし体型を隠すように、長い髪を巻いてセレブ風を演出。
飾ったりエステ等で外見を見違えるように変えてしまおうとするモテモテで色気のある女を演じるよりも、婚活なら温かな家庭をつくれそうな女で素朴さや優しさを感じられるような、自分が得意としていることを前面に押し出した自己ブランディングです。

意識を失った男性の心情を思うと、他に胸の内を明かすことができたら「もし次に会う時には」と一緒に考えられる人物がいたら、また違っていたのかもしれません。
被告人は真面目に結婚を考えていたと言っていますが、本心はどうなのでしょうか。

2月6日からは、千葉事件(千葉県野田市の男性について)の審理に移ります。
被告人の行動や男性の行動を照らし合わせていく中で証人の発言ひとつ一つから、点と点が線で結び形が浮かび上がるよう、この事件の真相や背景が明らかになることを望みます。

婚活では「わくわくすることだ」とも言われます。楽しいことだけをイメージするようにと感じますが、それでは表面的すぎて危いのです。「良きことも、悪いことも」あるがままとし「どのように捉えるのか」という考えかたも含め、本格的な婚活がはじまるのではないでしょうか。

心から結婚を望み婚活をしている人たちの思いを踏みにじむことのないよう、婚活サイトを運営している方々には、このようなことが起きないように更なる対策を願います。サイトのバージョンアップを待つ以前に自らできることとして、まずは活用している婚活サイト上のシステムをあらためて確認しましょう。

箱となる出会う場所(サイト)がメインであり、後は「本人同士でご自由に」というのであれば、活用する側がフィルタリングを用意しておくことも一つのセキュリティになります。

  • 自分とは少し違うタイプだが、ある部分は馬が合うような人物にアドバイスを求める。
    (自分以外の引き出しを生み出す)
  • 傾聴だけでなく内容について「質問を投げかけてくれる人」に話す。
    (自己解決する意識の強さを、質問によってより明確にしていけることが大切)
  • 話すことが苦手な場合、掲示板やブログを活用
    (文章にすることで視覚から気持ちの整理をする) 等

様々な方法を考えたら試してみましょう。

婚活で異性と出会うにあたり、メールが先か、直接会うことが先か。
「鶏が先か、卵が先か」ではありませんが、どのような活動が効率がいいとは一概とはいえません。

これまでと同様な婚活パターンから脱却し本格的な婚活に移行するなら、まずは危機意識を高く持って活動場所を調えてください。
あなたの婚活への本気な思いに、エールを送らせていただきます。




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