14話  あゝ花嫁人形

ども。栗林です。

 
人から人へ伝えられること、人から気が付かされることが沢山ありますが、
今回は先人の方々に想いを寄せて書くことにしました。

 
本気

 
ここで言う「本気」は相手の過去も全てを受け入れる、
ご家族やその人に関わっている(いた)人も受け入れる覚悟。

 

婚姻に結びつかなかったとしても
心の樹木(気)に年輪として刻まれていると私は思います。

 
仕事の人間関係以上に、男女関係は濃い。

 
それは露骨に自分が出てくる・出せるからある時、ワガママになったりケンカをしたりと
建前じゃなく本音世界のジェットコースターに乗って、急上昇、急下降、
グルグルと回転したり、緩やかだと思ったら下降しだす等。

 

遊園地にあるようなジェットコースターは2往復とか決まっていてもこれは目に見えないし、
どんな作り(コース)のジェットコースターなのかわかりません。

 

一緒に乗った相手が降りたくなったら停車する仕組みだけれど、
周囲や環境によって自分たちの力だけではどうにもならない時も。

 
その1つとして戦争。

 
映画の世界ではなく、今でも世界中のどこかで戦争が起こっています。
日本は戦後60年。
報道特集をしたり様々な媒体を通じて戦争を伝える役割を担っていますが、
某番組で知ったことを自分の目で確かめたく靖国神社へ行きました。

 
愛する人のため、家族のため、祖国のためと自らの命で守ろうとする若者の志

 
古代から近代戦争に至るまでの日本の武(戦)歴史を、
靖国神社の遊就館で知ることができるので、夏休みということもあってか
子供達、学生、カップル、社会人等かなりの人が見学されていました。

 
2階から見学コースとなっていますが、私が見ておきたいものは
御遺影展示パネルのある1階に展示されています。

 
英霊に捧げる花嫁人形

 
大東亜戦争で亡くなられた方々の大半は若者であった。
その中には妻を娶ることなくして散華(さんげ)された方も多い。
ご遺族は、独身で戦死していったわが子のために、わが兄弟のためにと、
せめてもの願いと祈りを込めて当神社に御神前に花嫁人形を奉納された。
(展示解説より)

 
力強くあの時代を愛する人のため、世のために意志を貫こうとした心に言葉が出ません。
とても綺麗で美しい花嫁さん達を目の前にして目頭が熱く涙しました。

 
自由意思で決定できる今の時代、花嫁は人形ではなく人間。

 
「結婚は損か、得か」という考えではなく、

 

一人で生きるのか、二人で生きるのか、三人で…

 
この世に生を受け、どう人生を生きたいのかを描けるよう、
そして人を、平和を尊重する心を育みたいと思いました。

 
今宵はロウソクの明かりで過ごします。

 
ではまた。

 

 

■さらば愛しき人よ~市島保男少尉の日記~




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