65話  フェードインあり、フェードアウトなし

ども。栗林です。

結婚を考えているようですが合コンを日課とし、いい男性(本人にとって)を
Getしようと奮闘している彼女。

 

「こんなに名刺、集りました~」

男性はご挨拶とばかりに名刺を差し出します。
合コンは出会うきっかけなだけで、後に2人で食事に行くような感じになれればと
女性は感じていても「2人であってみたい」と思われないと、思わないとデートには
結びつきません。

枚数は増えても名刺を頂いた彼らからは連絡なしでは。

「どうして?」

何気に男性は見ていないようで見ていますし、
気がついていないようで気がついています。

自分自身が外(外見)ばかりに意識を集中しているようでは、
内(見えない部分)を感じる余裕なんてありませんよ。

 

今回は、出会いと別れについてのお話を。

 

フェードイン

■フェードインのような出会い

 

フェイドインを演劇用語で
「徐々に照明の光を強くすること、音響は徐々に音が大きくすること」
を意味します。

瞬間的にビビっと感じた劇的な出会いは誰しも憧れますが、
それはまさに恋に落ちる瞬間といっても過言ではないかと。
反面、理性が害われ感情だけが先行していることに気がつくことがなく、
突き進みたくなります。

運命的な出会いと感じるかは、紙一重。

 

この勢いに乗ってみる?

 

最後は自分で決めたことなら、それは「あり」だと私は思います。
また「これがチャンスなのか、どうなのか」を見分ける目や力は、
自分を信じることでもあるのかと。

上記の名刺収集嬢は、集めていただけにすぎません。
本当に会いたい人なら、相手からの連絡を待つだけでなく
自分から行動を起こすと思うのですが受身体質。

相手からアプローチがなければ何も進展はしないし、
共通の友人や、知人から話がなければ出会うこともない人が集ることは、
合コンも飲み会も一期一会なんですよね。

 

お見合いでも同じことが言えます。

「ホテルのラウンジで数時間お会いして、何がわかるというのか?」
正直、わかりません。
だから「もっと話がしたい等、また会いたいと思う人なのか、どうなのか」、
かなりシンプル。

相談所を介してお互いの連絡先の交換以後は2人でとなりますが、
お見合いという緊張状態からは少しは解放されますから、
心の距離が縮まるか、そのままの平行線なのかは互いの気持ち次第です。

 

過去の人と目の前にいる人は、比べることはないわけで

過去に想いが残っているからでしょ?

恋から目が覚めて自分で出した結論に自信がない?

 

自分が進めない理由を正直に認めることも大切だけど、
過去があったから今の自分でいられることを、もっと誇りに思える人であって欲しい。

そうでないと、新しい出会いをつかめないよ。
 

 

 

フェードアウト

■フェードアウトの別れ

 

別れを最初から考えていないことは当たり前です。

では、気持ちが離れたと感じた別れのは、これまでどうだったのでしょうか?
「さようなら」と言えてきましたか?

フェードアウトな別れは、曖昧にして遠くかなたで
美しい思い出にでもしてくれそうな感じだけれど、
心に余計な肉をつけることでもあります。

白黒をつけることでなく、あえて灰色部分があることは否めません。

グジャグジャにしてしまう破壊的な別れより、互いのこれからにエールを送れるような
発展的な別れができる大人な関係が、2人をより大きくさせてくれるのではないかと
思います。

きれいごとに聞えるかもしれませんが、意識していれば出来ないことはありません。

 

なぜ言い切れるのかというとお見合いでは、フェードアウトな別れは「ない」からです。

お互いに興味があり、お見合い当日で初対面。
直接本人同士がお会いし「はじめまして」の挨拶を交わし、
原則、直接お相手にお断りを言うことはNGなので、
お断りする時には出会ったきっかけである結婚相談所が間に入って
お断りの挨拶を交わします。

互いの相談所が介入することから、互いの意識の違い、
別れの原因を客観的に把握しクライアントに伝え、
今後の出会いをどのように活かすのかを意識して、
新たな出会いや自分の気づきにしていただくことが何よりも大切だと私は思います。

 

来年の自分に繋がる縁やこれからの出会いを意識して、今年の残り1ヶ月。

はりきって行きましょう☆

 

ではまた。




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