90話  クエスチョンな日々からの脱却

ども。栗林です。

前回のブログコラムの最後に「あなたの決め時」と意味深なことを残していました。

「決め時」を言葉で説明するのは難しいし、
人それぞれなのでどう伝えられたらいいのかと思っていましたが、
意外とシンプルだったんですよね。

これが!(笑)

今年の夏は、身体が欲していないといいますか、
食べたいけれど食べられない気分が続いていました。

元気になるようにと思いながらも、モリモリ食べることができないので、
自然と胃に負担がかかりそうなものより、お粥等の優しい食べ物をセレクト。

無性にカレーが食べたくなりましたが、あなたにも心当たりがあるでしょ?

「あ~、今日は○○食べたい」って。

でも、こんな時に限ってタイミングが悪く、お昼時間が取れなかったりすると軽め済ませ、
夜に食べようと思ってもその時には食欲がなかったり。

「カレー、かれー、カレー」ってワガママな子供のように呟いていました。(笑)

羽田空港カレー

 

ある日のこと。

通りかかると「カレーのみ」の張り紙をしていたお店を発見。
とても気になったのですが一度通り過ぎ、帰りに通りかかった時には
決められていたかのように店の扉をガラガラッ。

「カレーだけなんですけれど…」と女将さんからの第一声。

「あ、はい。カレーお願いします」と言いつつ
「ここにはカレーしかないゾ」と一人突っ込みをしながら、
「うちは無農薬で、作るまで15時間以上かかるんですよ」とお話を伺い、待つこと数分。

念願のカレーとご対面。

両手を合わせて元気よく、いただきます!
一口頬張って、美味しさがどんどん広がり「ん~、おいしい」を連発していました。

 

「今日は何かあったんですか?」

「近くまで来たので気になって入ってみました。カレーが食べたかったし。
そういえば、カレーに呼ばれたかのような(笑)」

「呼ばれたみたいってお客さん、結構いますね(笑)」

「そうなんですか!面白い話ですね~」

他にお客様がいらっしゃらないこともあってか、女将さんの
これまでのお話やカレーを作るときの話等。

ごくごく普通にカレーを食べに来た一人のお客に過ぎないのに、
何かを考えていた私を察したのでしょうか。

次第に人生哲学の話になりました。

「手の中に握り締めてしまうくらい小さなことを大事にしていくと、
ガラッと劇的に人生が変わるようなことではないかもしれないけれど、
景色が少しずつ変わることがわかるのよ。」

そうなんだ。
それは、何だろう?

誰にでもできることなのかな?…心で呟いています。

 

「ありがとうございました」

女将さんの声が響き渡ります。

 

お辞儀は身体で示す挨拶。

軽く頭をさげる会釈(15度)、
上司や目上の人への挨拶・普通礼の敬礼(30度)、
感謝やお詫び等もっとも丁寧な最敬礼(45度)の3種類ですが、
他のお客様がお会計を済ませた後にお店を出るまで、女将さんのお辞儀は最敬礼。

「愛情を込めて作っているカレーを食べていただき、ありがとうございました」

常に最敬礼の姿を見ていると、義務感とかマニュアルではなくて心からのお辞儀で、
お客様に対する感謝の気持ちがこちらまで伝わってきました。

素晴らしいお辞儀に感動したら、スグにできること、見習いたいところは即実践!

 

さて、モリモリ頬張りながら話がさらに進みます。

「少し前まで、疑問というか迷い道だったような気がしているんですよ。フラフラって。
でもね、今日は違う気がしてます。なんだかワクワクしてるんですよ。」

「それはよかったですね。そういえば今日はカレーって決めていましたよね。」

「はい。すでに(笑)」

「決めてないから迷うわけで、最初に決めてかかれば動きが早いのよ。
あなたがここに来たように。
いつも心にあったものの一部を変えるだけの答えが、今ここにあるのよ。」

 

これまで会話の一部を活字にしましたが、何だと思います?

 

印刷用語で、括弧(かっこ)、感嘆符(!)、波ダッシュ(~)、音楽記号(♪)等、
記号類の総称を約物(やくもの)と呼んでいますが、
ここでは文の終わりを示す約物です。

 

例えば…

  • 食べようかな?
  •  仕事はこれでいいかな? 
  • 好きな人いるのかな?

疑問文の終わりにはクエスチョンマーク「?」
 

  • 食べよう。
  •  仕事はこれでOK。
  • 私はあなたが好きです。

ここでは句点「。」ですが、
欧文、ローマ字など横書きの文につける終止符はピリオド「.」といいますよね。

 

決め時体質作りは、『クエスチョン』 から 『ピリオド』 に約物を変換する

 

疑問を持つことは良いと思いますが、
時にクエスチョンマークは他人が主(軸)になっているんです。

自分ヘの問いかけなのか、外へ向けての問いかけなのかにもよって、
内容が違いますよね。
今感じている「なんで?、どうして?」のクエスチョンマークは、
何に向けられているのでしょうか。

意識してみる価値はありそうです。
必要以上に抱えてしまうと、脳内には??????マークがたくさんになって
グルグルモードになります。

少しでもピリオドに変換できた場合は、次なる行動へ移ることを体感します。
それも自然と。

 

習慣に繋がるよう、小さなことからOKです。

いざという場面で発揮できるように、心のエクササイズを。

 

ではまた。




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