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あなたの正攻法で行こう!「『弱くても勝てます』 開成高校野球部のセオリー」

運動部の体罰が問題となっています。
「私たちの時代は」と尻や頭を叩かれたことを思い出される人もいるのではないでしょうか。中には、指導者の感情が当り散らされたと感じた理不尽な出来事があったとしても声に出せず、悶々としていたこともあったのだと思います。
理不尽なことに遭遇すると、熱くなることもバカらしくなるのではと。

米アップルのスティーブ・ジョブズ氏の言葉
「Stay hungry, stay foolish.」(ハングリーであれ。馬鹿であれ。)
バカ「らしく」ではなくバカに「なれ」。

他人の視線や評価を気にしすぎてはいませんか?
恥をかきたくない、笑われたくないと自分から戦闘態勢に入るようでは、コミュニケーション以前にピリピリと緊張状態が続くものです。

あなたは何と戦っているのでしょう?
誰かと比較し競うためでしょうか。それとも、自分自身に挑んでいる偉大な闘いについてでしょうか。

馬鹿と利巧は紙一重。
馬鹿と天才は紙一重。

開成高校といえば、東京大学合格者が全国トップ高校として知られています。質実剛健の校風は部活動にも根づいているようですが、運動についての印象は薄いと感じている人も多いのではないでしょうか。

甲子園や野球選手を目指し、日々練習に明け暮れている野球部の名門校とは全く違う指導方針と、生徒たちのモチベーションが綴られている開成高校野球部のルポ本「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリーです。

野球部専用グラウドがないので、グラウンドでは週1回しか練習できません。しかも練習時間は3時間と自主練。テスト期間の2週間は部活動禁止。
悪条件の中だからこそ、開成の頭脳を集結させて野球をしているように思えますがいい意味で、期待を裏切ってくれます。

ノックが終わると青木監督が彼らを集め、激怒した。
「お前たち、グラウンドに出ることの重みがわかっているのか!関東一高の上手い生徒たちが、この日のためにグラウンドを整備して、得点版までやってくれているんだ!ここで野球をすることがいかにすごいことであるか。下手くそがごまかしごまかしやるなんて失礼だ!それがわからないヤツは要らない!やめろ!」
神妙な部員たち。マナーについて怒っているようで、技術を叱咤しているようでもある。
考えてみれば、マナーと技術は表裏一体で、「下手であることを自覚して行け」と激励しているようにも聞こえた。

1回「エラーの伝統」より

苦手は自分で思っていることで、下手は客観的に見えていることから「苦手と下手は違う」とある生徒は断言していました。何をどのようにやればいいのかを具体的に説明できます。ただ、試験勉強とは違い人が投げて打つボールの行く先は思うところに来るものではないので、試行錯誤しながらコツを掴みイメージを強く持ち挑むこと身体で感じているようです。

嫌な理由は思いつくのに感情任せにしてしまわない。思いと行動の検証から、見えてくるものがあるのではと思います。

「勝負事をやらせる。一球一球打席にかける、という形式にするんです。何回でも打てる、何回でも投げられるという考えが緊張感を薄くするわけですから。もともと練習がこんなに少ないのに、そういう考えをもつこと自体、論外なんですけどね」
─具体的には何をするんですか?
「グラウンドでやるのは『練習』ではない」
監督は意味不明なことを言った。
─練習じゃない?
「『練習』という言葉は、同じことを繰り返して体得する、という意味です。しかしウチの場合は十分に繰り返す時間もないし、体得も待っていられません。それにそれぞれが繰り返すべき何かをつかんでいないわけですから、『練習』じゃダメなんです」
─それで何を?
私がたずねると監督は明快に答えた。
「『実験と研究』です」
─実験と研究?
「グラウンドを練習ではなく、『実験の場』として考えるんです。あらかじめ各自が仮説を立てて、それぞれが検証する。結果が出たらそれをまたフィードバックして次の仮説を立てることに利用する。このサイクルを繰り返していくうちに、それぞれがコツをつかみ、1回コツが見つかれば、今度はそれを繰り返して体得する。そこで初めて『練習』と呼ぶにふさわしいことができるんです」
1球ごとに実験する。やること自体は同じだが、取り組む考え方を変えるのである。確かに私も「練習」と聞くと漫然とした疲労感を覚えるが、「実験と研究」なら目的意識を感じ、新鮮に響く。開成の選手たちは理系志望が多いので、彼らもこれなら生まれ変われるかもしれない。

5回「仮説の検証のフィードバック」

監督の叱咤は、思い描いている野球部で飛び交う激とは違います。著書を読み進めてると運動部特有の声掛けやミスをした時に肉体へ刺激を与えるやり方ではなく、各選手の思考へ刺激を与えるような伝えかたの独特さ。
状況を自分に置きかえてみると、頭が固くなってしまった大人の思考に柔軟さを与えてくれます。

例えば、お見合としましょう。
多数の結婚相談所にご登録されている中から、お会いできた人に感謝の気持ちを持って会っていたでしょうか?お見合時に、伝えたい思いや聞いておきたいこと等を意識していましたか?

ありがちな行動パターンに「今回ダメなら次がある」と思いながら、お会いしている人がいます。見合の大前提として、どちらかがお断りをした時点で目の前の人とは二度とお会いすることはありません。

お見合は顔合わせではありますが、適度な緊張感は有効です。しかし、あまりにも相手との距離感を意識しすぎたり、「好きになってから」「相手のことがよくわかってから」という理由付けの裏には、自分から進めたくないことを選択しています。
これまでの一人でいた快適な環境を変えたくない、または変わることが不安なのでしょう。今一度「本当に結婚したいの?」とあなたの心へ、問いかけてみることをおすすめします。

これからのステージへと動きはじめる決意表明が自ら進んで取り組み、育む行動や言動に力を与えます。相手がと思う前に、自ら動きながら強みを体得しつつ関係を育くもうとしている姿勢は相手に伝わり響きます。

好き嫌いは紙一重。
愛と憎しみは紙一重。

出会えたことに嬉しさを隠すことはせず、素直に誠実さを持って積極的に時間を過ごす姿勢からは会話も弾み、笑みがこぼれますよ。

弱さだと感じていたことが、実は強みだったりします。
やるなら悔いなくとことん取り組むスタンスは、未来を創造する力になるはずです。




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