奇跡を起すのは、あなたです。「奇跡のりんご」

前置きがなく突然質問をされて、悶々としている相談をいただきました。
言葉のキャッチボールでも、想定外な送球。
「あの質問に何の意味があるのか?」思いが悶々とさせています。
思いは描いているだけのこと。
思い悩むより、直接聞いた方が100倍も早いです。聞きかたを考えてみることのほうが、賢明かもしれません。

■シチュエーションも会話の一つ

例えば「食の安全や安心について、どのように考えてますか?」
普段から考えていることが、口にでたのでしょう。
初対面であっても、最も共通している部分は「食べること」です。だから聞いてみたのではないかと思います。

「どんな家族をつくりたいですか?」
これまでの付き合いでは言われたことがなかったり、「そんな話をするのは早すぎる」という思いがあるのでしょう。それは、これまで出会った人との話です。

結婚相談所での婚活では、聞かれても不思議ではありません。結婚する気持ちを持って入会したのですから、パートナーとして見ています。

唐突に質問をされても、初対面に近い見合からの出会いならなおさら戸惑ってしまう人もいるかもしれません。
映画を切り口にして、話を深めてみましょう。

奇跡を起すのは、あなたです。映画「奇跡のりんご」

映画「奇跡のリンゴ」は、木村秋則氏の実話を基に映画化されました。
妻の美千子さんが、りんごの農薬散布時に体調を崩していたことから、これまでの栽培方法(慣行農業)から一転、新たな栽培方法(自然栽培)に思考錯誤しながら挑むこと11年目。リンゴの花が咲きました。

結婚式の場面には、木村氏ご本人が出演されています。

ゼロからはじめるわけですから、前例はありません。自らの実体験から分析、原因から課題へと続く長い道のりです。
「最愛の人が描いていることを、応援できるか。支えられるか。」
同じ意識や方向性を持っているか、どうかなのかもしれません。

■1つの事情を多方面へ膨らませよう

2時間あまりの映画の中では、表現できない部分があると思います。鑑賞後、興奮冷めやらぬ状態で内容にお互い興味があるなら、本屋に立ち寄ってみる出来事もありです。

木村秋則氏著書の本を含め、すでに数冊出版されています。
個人的にもう少し知りたくなりましたので手にした「リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)」から、婚活や仕事等のヒントに一部ご紹介します。

一般参考書に書いてあることで頭がいっぱいで、他を見ることができないほど視野が狭くなっていたようです。ここには、浅はかな人間の知恵が入る余地はありませんでした。頭を空にして初めて、自然の生態を見ることができました。

第3章「死を覚悟して見つけたこと」より

経済的にも困窮して田んぼも手放し、財産や畑は差し押さえ。親戚からはののしられ、家族に申し訳ないと死を覚悟して岩木山へ入って行った時のことです。
葉や実の上にあることだけに気を取られ、下にある肝心な幹や根・土について見ていなかったことに山中で気づかされます。

わかっているようでも、違う表現をしていたこともあったのかもしれません。
一番しんどい時に、一番成し遂げたいことへのヒントを心の奥ではずっとアクセスしていたのではないでしょうか。

もう時がやって来たのではないでしょうか。やれないのではなく、やらないだけです。もっとも土を作るためには二、三年の時間が必要です。その間は一度にやらずに階段を一歩一歩上がるような気持ちで畑や田んぼと取り組んでいただければ、それほど支障をきたさずに成功すると思います。

第4章「米の自然栽培は難しくない」より

農業の話を、婚活に置きかえてみましょう。
数年、複数のサイトを利用したり、数社の場所を変えながら婚活されている人もいるのではと思います。
心機一転、移動した先の活動後、気持ちが戻ってしまったことはありませんか?
同じ方法や心持ではありませんでしたか?
これまでの人と、これから出会う人は違う人ですし、経験が同じだとシグナルを送っているような気がします。これまで取り入れてこなかったことにチャレンジしてみる、いい機会です。

家庭菜園に興味があればベランダ菜園について、栽培方法について興味があれば有機や無農薬について調べてみたり、今度の休日に農家レストランへ行ってみようと一緒にプランを立てる等、話が盛り上がると楽しくなります。

映画の後、食事のお決まりコースからオリジナルコースへの路線変更は、いつでも可能です。

きっかけは、二人の会話があってうまれるのだと思います。




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