婚活推薦図書「正しいパンツのたたみ方」

これまでの経験や環境が、その人の思考や価値観を深めていきます。
積み重ねている日々は繰り返されるルーティンさではなく、習慣になっていたものです。
震災後、物が溢れ囲まれていた生活が良いか悪いかではなく、私たちの生活を潤してくれていた豊かさがあったのことも感じつつ、各人においての価値観が変わりはじめたような気がしますが、あなたはどのように感じていますか?

今までとは違う視点で深く考察している日々から、あなたのさらなる生きる哲学を創ります。特に、結婚を意識した人は目に見えない赤い糸のような人とのつながり、絆とはどのようなことなのかを考えているのではないでしょうか。

学生のみならず結婚を意識した婚活から既婚者まで、老若男女問わず幅広い世代の方々に読んでいただきたい一冊があります。

婚活推薦図書「正しいパンツのたたみ方」おすすめです。

正しいパンツのたたみ方――新しい家庭科勉強法 (岩波ジュニア新書)

著者の南野忠晴氏は、高校の英語教師から家庭科教師になられた経歴の持ち主です。
生活上の必要に迫られて家庭科を勉強しようと思ったことがきっかけとなったとのことですが、迫られることをプレッシャーではなく深く知る機会だったようです。

確かに正解がある受験科目の5教科とは違い、副教科の家庭科には料理手順や段取りなどの生活に密着した学びです。しかし、味付けは各家庭で違うように、これが正解という答えはありません。
家庭環境や十人十色の考えがあることを思春期時に、または今一度考えてみることで、年代を経て変容していたものがあるように感じます。

さて、題名の「正しいパンツのたたみ方」は、男性の悩み相談です。パンツのたたみ方について夫婦の関係に向けられた視点は、とても参考になります。

自分では当たり前だと思っていても、相手は同じように思っているとは限りません。しかし、生活は習慣なので慣れてくると、どこかで馴れ合いから摩擦がうまれます。時に、自分の思い通りに動かそうとすると言われた相手側の性格にもよりますが、相手はプレッシャーや威圧的なストレスと感じてしまうようでは、関係は負のスパイラルです。

心を許しているからこそ言い合えることもありますが、注意や怒りの伝え方、表現方法を研究してみることで関係に亀裂ではなく深みをもたらせることだと決めれば、自ずと解決へ向かう方法を考え出します。

結婚相談所は一番結婚に近い出会いの場所であり、結婚を意識した出会いを希望されている方々です。見合いが上手くいっても交際で断られるケースが続くようであれば、もう少し結婚への意識を深められたほうがいいでしょう。
ドキドキやトキメキを求めすぎてつまらないと感じている人は、穏やかな日々を求めているのではなくジェットコースターな恋愛を好んでいます。激しく燃え上がる恋にはフィルターがかかりやすく、取り外した時にみえる現実は、恋の魔法が解けた瞬間です。2人の関係がこの先、どちらの方向へ向かうのか、互いの方向が違っていたのかが問われます。

しっかりと、地に足をつけた婚活には「第2章 家族の中で生きる」がヒントになります。ヒントを得たら手帳やメモに書いて記録をしておきましょう。

出会う中で、価値観が変容していけばその都度、書き加えたりシンプルにしていければ今のあなたが結婚において、大切に大事にしたい思いが活字となり、迷いが決意に変容された瞬間、具体的に行動へと拍車がかかります。
まさに、運命の輪が動き出すのです。

北海道新聞Doshin web 版の「卓上四季」にも著書において、著書の南野忠晴氏の見立てが紹介されていた一文に、凝縮されています。

流儀や習慣を率直に話し合えない夫婦関係にある。

婚活で価値観の合う人がいいといいますが、結婚生活を送る上で習慣の違いがあることは理解しておいたほうがいいでしょう。
結婚を考えて意識しているからこそ、率直に話すことがあります。話したことで意見の食い違いうことがあったとしても、関係を壊すことではなく、関係を再構築したり自分を見直す機会と捉えることが「発展性のある関係」と「課題を解決しようとするスタイル」を創り出すのです。

以前、耳障りだと思っていた誰かの言葉が、実はあなたの結婚を真剣に思い考えていたことがわかる時があります。言葉の重みは重すぎて蓋をしていたこともあるでしょう。心で重さを感じるまで少し時間がかかっただけのことです。

真剣なあなたが持っている真摯さに、心からエールを送ります。




コメント


婚活恋活ミニ本棚


結婚相談室パ・ド・ドゥ婚活ツイッター


パ・ド・ドゥプレゼンツ






ページの先頭へ