これはまさに最強の映画「最強のふたり」

ひとりでも最強なのかもしれません。
しかし、二人なら最高に最強になれる力を、互いに与え合えるような気がします。

夫婦、友達、職場の同僚・上司と部下であれ、誰かとペアになった時。
心の奥にある思いを両者が共振・共鳴するプロセスには、違う者同士だからこその違いが浮き彫りになります。見えやすく、感じやすい衝突です。

衝撃や衝突をしながら、互いの違いを認め合い尊重し合いえる心持を育んだ実話に基づいたフランス映画「最強のふたり」。

これはまさに最強の映画「最強のふたり」

大富豪のフィリップは、首から下が麻痺している身体。
介護者選びの面接で、就職活動をしている証明として不採用通知欲しさに面接を受けにきたドリス。これまで介護の経験がないドリスを採用し、二人の物語が綴られていきます。

先入観からこの手のヒューマンドラマは、重くて苦手という人もいるのではないでしょうか。見終わった後は重くなるような悲壮感が漂うのではなく、Earth, Wind & Fireの曲で心が躍り出すような爽快感があります。
趣味が同じではないとと思っている婚活中の人や、芸術、文学、音楽の秋におすすめです。

ドリスはフィリップを障害への偏見や先入観を持たず同等に接し、フィリップは本心とは裏腹な偽善心に辟易していたのではと思えてなりません。
音楽一つをとってみても、フィリップはクラッシック、ドリスはソウルと聴く音楽も異なる二人の人生は、全く違います。
この二人の歯車がかみ合ったのは、最初からではありません。違いのわかる二人だからこそ、違いを楽しさや面白さと感じるセンサーが際立っていました。フィリップの誕生会は見ものです。

自分の評価を上げたい、見返りや下心がある時の行動は空回りしやすいもの。
よかれと思ったことが、お節介だったりします。
嫌われてしまうのではないかとの思いや、考えすぎや思い込みも空回りの原因になりかねません。

気が利くといわれている人は、会話の中で相手の好み等を聞いていたりします。直接、聞いてしまったほうが早いケースもありますが、タイミングや状況に配慮したほうが賢明です。焦らずに相手の話に耳を傾けることから、はじめてみてはいかがでしょうか。

また、自分からの見えかたが、好き嫌いの感情優先になっていないかです。心のチェックは、感情的な部分も踏まえつつ思考の働きにも注目すべき点。
衝突することを避けていることはあっても、わざわざ自ら追突することはしないでしょう。ただし、よく見てほしい思いが強い時ほど、本音を隠した行動になっていなかを問うことは、心がけておきたいものです。

ぶつかり合う、ぶつかり合えたことからわかる。
知ることを恐れない強さは、最強になる一つ。

多くのメッセージがつまっている、最強で最高の作品です。




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