61話  映画「セレブの種」

ども。栗林です。

恋愛・結婚話で登場する「子供が欲しい」
「オレはこの年齢だけど、子供を産めそうな若い子と結婚したい」
子供が誕生するには、精子と卵子が必要だけど…

何かが抜けているのではないか?と思っていました。

 

「25時」「インサイド・マン」のスパイク・リー監督が手がけ全米で賛否両論が
巻き起こった

映画「セレブの種」
映画 セレブの種

原題は「She Hate Me」

20日まで渋谷アミューズCQNで公開されていたのでギリギリセーフで観てきました。
(ちなみに「あなたが欲しいセレブの種」ランキング結果は公式ページにアップ
されています)

11月からは北海道、秋田、大阪等と公開しますから、ここでは簡単なあらすじを。

ハーバード大学のMBAを取得し、大企業に勤める黒人エリート男性。
信頼していた研究者の自殺から一転、会社の不正を知ることになり良心に耐えかね
告発したことから彼の歯車が狂い始め、突然の解雇、銀行預金の凍結。
そんな時に元彼女から種付けの依頼を受けることに…。

 

種って何?

 

セレブリティー(この映画では、頭もよくてルックスもいい、優秀な男性の意味)の
“種(精子)”のこと。

正直、この内容で引いてしまう人もいるでしょうが、もう少しお付きあいください。

 

性についていやらしさ、恥ずかしさもあって何だかタブーだと思っているから、
その話題にはあえて触れない人もいるでしょう。

ここでは、セクハラだと感じられるような快楽(エロ的)感情を示しているわけでは
ありませんので男性の方、誤解のないように。

コミカルな内容に単にエロ的要素を加えた映画とはちょっと異なります。

一つのテーマを掘り下げるというよりも、内部告発、人種差別、生殖ビジネス、
同性愛、家族愛等、問題を関連づけて(関連付けすぎな部分もあるかも)
2時間20分に凝縮させていてあっという間。

賛否両論は周囲でもありましたが観終わった後には何ともいえない感覚であって、
考えさせられました。

 

その一つでもある

 

子供

子供が欲しい

 

男女共に本当によく聞く言葉ですが、ここに相手の存在がないのです。

あなたの存在が愛おしい、あなたと私の子供が欲しい

 

一緒にいて嬉しい時もあって、一緒だからケンカになることもあって、
ちょっとした仕草が可愛らしかったり、理解できなかったり。
互いを深めながら、模索しながら築き上げられていく部分はもういらないのでしょうか?

『セルフ・エスティーム(自尊感情)』

単なるナルシストとは違い、自分自身の全て(良くも悪くも)を自らが受け止め、
自分を好きになって、自分を大切に思うこと。
そして、自分だけでなく相手のことも大切に思うことでもあります。

どのように相手と繋がるのか?

好きだし、今ここで繋がっておかないと…。

出会って意気投合し、すぐにセックスをすることで愛を確かめているというのでしょうが、
結果、取り急ぎ。

恋愛相談の中で抱き合った後に、連絡が来なくなったという話はあります。

 

男性の心が下半身にあったことから
「恋(こい)」というよりも「好意(こうい)→行為に変化」であって、
ひらがなの「う」を聞き取れなかったか、見落としてしまったのか。

好きになりすぎて見えなくなってしまったのかもしれないけれど、
もっと大事に性を考えて欲しいです。

 

また、お見合いは、精神的な繋がりからはじまります。

交際期間中は当人の責任において行動していただきますが、
トラブル防止のため金銭の貸し借り、単なる男女関係(肉体関係)は禁じています。

「いまどきセックスしない交際なんて」

生身の人間だしこればっかりはと思う人もいるでしょう。

経験すればドロドロした男女間もわかってくるけれど、
忘れかけているプラトニック・ラブを思い出してください。

結ばれるまでの一連のドラマがある「お見合い恋愛」を今だから新鮮に感じ、
提案しています。

恋のはじめかたは、自分で決めることです。

 

愛の形は、どうつくりますか?

 

ではまた。




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