日帰りバスツアーデートをしよう。(前編)
交際に迷われている女性から、行くべきかどうかのご相談をいただきました。
これまでの交際は仕事帰りに食事をしたり映画を観たり、短時間のデートで、友人と会うような感覚だったと言います。
彼は交際していると思って会っているのに、彼女と少し感覚が違うと思ったのでしょう。この状況から一歩前に進めようと、彼は一対一の交際宣言かのように日帰りででかけることを提案されたと思います。この先への勝負に出たと思います。
真剣に交際したいと思った時、必ず意思表示をするようにアドバイスします。
真剣な相手に対して自分はどうなのかという気持ちがあるのかもしれません。逃げ出したくなるような想いは、今の居心地を選択しているか、不安が増しているから行動を制限しているのかもしれません。命に関わるときの危機感なのか、不安感が好きではない気持ちにすり替わっていないかどうかです。
一緒にいれば自然に結婚できるのではありません。
特に、結婚相談所では交際期間は原則3か月としているのは「時は有限」を感じながら活動をする意味があります。
交際すれば自然と結婚の雰囲気になるだろうと、結婚のタイミングを待っているのかもしれません。しかし、それでは日々を先送りしているようなものです。一緒にいる時間をつくり、タイミングの機会を自ら創ることが大切です。
そこで、互いに知る機会にしたい丸一日のデートに、日帰りバスツアーをおすすめします。
■行き先を一緒に決めよう
秋には紅葉、グルメツアーなどいろいろなコースがあります。趣味嗜好を語り、お互いの意見を尊重し合いましょう。
どちらかが運転するわけでもなく、移動も少し朝が早いだけで気楽で身軽です。
バスの中で、ずっと話をすることもありません。朝が早いので眠ったり、富士山や景色が見えたら話したり、無言も気にならず隣にいて落ちつき安心するなら、居心地の良い相手といえます。
食事を大勢でする中でお茶の入ったポットを手渡すなど、他の人との交流からこれまで知らなかった一面をお互い感じられるはずです。
気をつけてほしいことがあります。
例えば、懸賞に応募したバスツアーに当選したとしましょう。同伴者は格安で参加できるので、お得なデートになると思いました。
しかし、プランをみると、宝石店や毛皮店に1時間以上立ち寄ります。このことから安易に想像できることがあるなら、避けたほうがいいでしょう。
プランは吟味してください。
■日帰りはちょっとした旅気分
以前「ツーリストデート」として、観光バスを活用した婚活デートをご紹介しました。
今回は、箱根方面の日帰りバスツアーに行ってみました。
御殿場側から箱根へ向かいます。
箱根といえば仙石原のすすきを眺めながら散策、強羅や芦ノ湖、黒たまごを食べた話をしていました。
ガイドさんから「大涌谷観光センター」が2014年1月より「大涌谷くろたまご館」へリニューアルしたと伺いました。今度行ってみたいなという話になります。
到着した場所は、箱根ガラスの森美術館です。
エントランスから、国内にいることを忘れさせてくれます。
目の前には水の都、ヴェネチアに迷い込んだかのようです。
庭園には、チェコの職人さんが創られたマジックスパイラルは、クリスタルボールが上下に動くので見ているととても不思議な気分になります。
欧米ではサンキャッチャーと呼ばれ、部屋に虹を呼び込み光のインテリアとして人気があるのはうなずけます。
15世紀から18世紀にかけてのヴェネチアン・グラス、名品約100点が展示されている「ヴェネチアン・グラス美術館」へ続くクリスタル・ガラスのアーチ「光の回廊」は、高さ約9m、全長約10mです。
太陽の光と水面の光がとても美しいです。
ヴェネチアン・グラスの世界を堪能しましょう。
2014年6月14日(土)から11月24日(月祝)まで、2014年特別企画展「華麗なるヴェネチアン・グラス 祝宴の器展」を開催しています。
とても華やかな宴席だったことでしょう。
繊細なレース文様は、門外不出の秘法だったといいます。
ヨーロッパにいるような、とてもゴージャスな気分を味わえます。
光が差し込む場所がありました。
右手の壁には、可愛いオブジェに思わず微笑んでしまいます。
庭園と「光の回廊」が見渡せます。
ヴェネチアン・グラスを学んだアメリカ現代ガラス作家、デイル・チフーリ作品のパラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリアが絵のよう見える窓枠のデザインも楽しめます。
「現代ガラス美術館」へ向かう途中に展示されているデイル・チフーリ作品のヴェネチアン。
手に触れるぐらい身近に芸術を感じられる展示になっています。
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