婚活を円滑に進めるための縁起担ぎ
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
2015年を迎え心新たに、新年の抱負を立てるかたも多いのではないでしょうか。
見合い恋愛結婚blogは、結婚相談所の婚活を軸に書いています。さらに婚活関連に、違った視点から神社仏閣についても書いています。
そこで「どこの神社がいいでしょうか?」と年末に多数のご質問をいただきました。
どの神社がいいかより、自分が行きたい神社への参拝をおすすめします。
つまり「行きたいな」と「思う」のではなく、「行く」と「決心」することが重要です。
友達が一緒で心強いと思います。しかし、結婚を決める時は自分自身が決意できた時です。心構えがあるか、ないかで状況は刻々と変化します。
婚活友達での初詣とは別にあらためて一人での参拝は、自分自身に問いかけられる貴重な時間です。何かを本気で成し遂げたいのなら、まず一人で動くことからはじめてみましょう。
■福を招く七福神めぐり
七福神とは、福をもたらすと言われている恵比寿、大黒天、弁財天、毘沙門天、布袋尊、寿老人、福禄寿、七柱の神様のことです。
全国の七福神めぐりは意外と多く、所要時間は気軽な半日や1日かけてまわるものまで様々です。行きたい場所が「七福神めぐり」の一社なら、是非巡ってみましょう。
ここでは「浅草名所七福神」をご紹介します。
浅草名所七福神は上記の七福神に、福禄寿、寿老神の九柱の神様です。
七ではなく、何で九なのでしょうか?
「九は数のきわみ、一は変じて七、七変じて九と為す。九は鳩でありあつまる意味をもち、また、天地の至数、易では陽を表す」という古事記に由来して、九社寺になったそうです。
ルートは時計回りでも反時計でも、巡拝の順番にも決まりはありません。
さあ、行ってみましょう!
一社目は下町観光の定番、浅草寺へ行ってみました。
本堂左側の「影向堂」堂内に五穀豊穣・招福開運の神様「大黒天様」がお祀りされています。御朱印所はこちらになり、正月にはご朱印の列ができるぐらい混み合います。
二社目は隣の浅草神社に商売繁盛の神様「恵比寿様」がお祀りされています。
次は隅田川沿いに巡ってみましょう。
浅草神社から程近くにある三社目「待乳山聖天」は、開運厄除の神様「毘沙門天様」がお祀りされています。
朱色が鮮やかな本堂は、小高い丘の上にあります。
靴を脱いで本堂に上がりましょう。厳かな雰囲気を感じます。
境内で、二又大根と巾着のシンボルが目に入ります。
大根は夫婦和合・良縁成就・子孫繁栄、巾着は商売繁盛を意味しています。
「待乳山聖天」は大根をお供えすることで有名です。
なぜ大根かというと、大根は体内の老廃物を排出したりすることから、聖天様の「おはたらき」を尊ばれお供え物としたそうです。お供えした大根は心身の健康を得ることが出来るといい、おさがりといってタイミングがよければ頂けます。
四社目の縁結びで有名な「今戸神社」には、幸福と封録と長寿の神様「福禄寿様」がお祀りされています。
少し歩くと思わず通り過ぎてしまいそうな狭い参道です。
五社目は、関東三十六不動霊場でもある「橋場不動尊」です。
千客万来、家庭円満等の神様「布袋尊様」がお祀りされています。
橋場不動尊の裏手近くに平賀源内のお墓があり、歴史を感じられる場所です。
さらに、白髭橋西詰交差点を渡り都立汐入公園方面へ進み振り返ると、ここからもスカイツリーがよく見えます。
六社目の「石浜神社」に幸福長寿・福徳智慧の神様「寿老人様」がお祀りされています。
大鳥居と本殿の後ろには高層マンション、付近にはガスタンクがある光景は、鎮守の森にかわり現代の森にあるかのようです。
しかし、一歩入ると静寂した別世界にいるようで驚きます。
では、来た道を戻って次は吉原神社へ向かいます。
吉原大門交差点で、昔ながらの地形や見返り柳から江戸時代の光景を思い浮かべるかもしれません。
S字カーブを直進して突き進んでいくと吉原神社ですが、「直進はちょっと」と思うのなら、先に七社目となる酉の市で有名な「鷲神社」に行ってみましょう。
不老長寿の神様「寿老人様」がお祀りされております。
本殿正面に鎮座する、ふくよかなお顔の「なでおかめ」をなでましょう。
鷲神社は商売繁盛の神様ですから、金運がつく鼻を撫でる人が多いそうです。
向かって右の頬をなでれば恋愛成就といい、黒ずんでいるのがわかります。
裏手のS字カーブを入ると八社目「吉原神社」です。
なお、吉原弁財天様の御朱印は、正月から松の内まで吉原神社境内の社務所で頂けます。その期間以外は、三ノ輪橋の千束稲荷神社で御朱印を頂くことになります。
弁財天様は神社境内ではなく、徒歩数分に奥宮となる本宮境内の入口には岩の上に観音様がいます。その奥に芸道富有の神様「弁財天様」がお祀りされています。
作家で僧侶でもある家田荘子氏の著書「聖地へ」に、本宮境内に訪れたきっかけなどが書かれています。
吉原という遊郭地には花魁や遊女だけでなく、芸者など働くひとたちがいました。
さまざまな文化や芸能が生み出された地でもあった吉原について、深く知りたいかたにおすすめです。
いよいよ最後の九社目は、調理器具や食器等の専門店が立ち並ぶ、かっぱ橋商店街から入ったところの「矢先稲荷神社」です。
幸福と封録と長寿の神様「福禄寿様」がお祀りさています。
福禄寿様は、矢先稲荷神社と今戸神社の二社にお祀りされています。
拝殿の格天井には、100枚の日本乗馬史は圧巻です。
見上げていると勝負に挑むパワーのような、みなぎる力を感じました。
■良縁が巡ってくるように、気の巡りをスムーズにしよう
七福神めぐりは、一般的に七草の日(1月7日)までに巡るとされています。場所によっては、小正月の15日頃ぐらいまでだったりとさまざまです。
浅草名所七福神のように通年授けてくださる七福神めぐりもあります。
スタンプラリーのように、七福神巡りのご朱印集めが目的ではありません。
その時に選んだ場所、その瞬間に出会った人や味わったものなど、言葉や体験は自分のアンテナ磨きです。
例えば、「スマホやタブレットなどで地図を見てもOK。検索はNG」「気になることは、事前メモOK」など、マイルールを決め七福神めぐりをします。
ただそれだけですが、自ら考えて行動する行動力は感性や感度を磨き上げます。
何かにひらめいたり、道に迷っても人に聞いたり積極的に動くことが密かな目的の一つです。なぜなら、必ず成し遂げたいことがあるからです。そのために、何をしようと考える力が原動力になるこの力こそ、婚活に必要な力です。
滞っていた血液を全身に巡らせれば、顔の血色もよくなります。腹が減っては戦ができぬと、食事も楽しめるようになります。身体だけでなく、気も巡らせているかのようです。
小さなことでも何でもいいのです。
まずは、できることからはじめてみましょう。
→ [今戸神社]今戸神社は縁結びスポットとして有名です。
→ [橋場不動尊・吉原神社] 浅草下町散策デート、奥浅草は奥深いエリアです。
→ [石浜神社]下町散策、東部エリアデートから五感を刺激しよう。