婚活で、相手が話さないから上手くいかない!?
お見合いやパーティーなど、初対面でお互いに意気投合となれば話は別です。
中には「相手が話さない」と男性からのご相談をいただき、男女ともに対話について悩んでいる人が多いようです。
■上手くいかない理由
話を伺うと「私は話をしている」の「私」が前面に強調された話かたや態度を強く感じます。
- 話かけても、話してくれない
- 相槌だけで、自分の意見は言わない
- 目を合わさない
- うつむいて、つまらなそうな感じ
- 早く帰りたいような雰囲気など
相手に対して、言いたいことは山ほどあったのでしょう。
その裏には、相手から断られた理由がわからないからこそ、相手の態度が悪いなどの不満が大きくなり、思わず攻撃的な姿勢になってしまったのようです。
一通り伺ってから様々な角度で、質問をしました。
- 相手が話をしやすい内容(趣味など)を聞いたとしても、どのような話をしていましたか?
- 話さないことにイラッとして、思わず責めてしまうような口調(声のトーンなど)はしていませんでしたか?
- 相手の話を一生懸命聞いて、理解しようとしていましたか?
- あなたの態度は、どうでしたか?
- 居心地が悪い雰囲気だと、同調はしませんでしたか? など
上記の例えから当時の状況を少し振り返ったところで、忘れていたことが脳裏をよぎります。
状況を聞いているだけですが、もし責められていると感じたのなら、自分を守りたい気持ちが強いのではないでしょうか。相手側の視点も踏まえて「あなたと一緒に」という気持ちがあったかどうかです。
初対面から、一瞬で相手の性格がわかるものでもありません。歩み寄る姿勢や気配りは必要です。心の余裕が多少でもある人が進んで場をやわらかくしてみることをおすすめします。お互いに大切なことですが、まずは自分からやってみる価値はあるはずです。
相手が緊張していると感じたら「緊張しますよね」などと労いの言葉をかけられることは心の余裕がある証拠です。しっかりと相手を知ろうとするスタンスがあるからできることです。
私だけが何でこのようなことをしないとならないのかという思いのある人もいることでしょう。そのような考えに染まってくると、相手の欠点を探ることにエネルギーを注ぐようになるので気をつけてください。
■演じているのなら、付き合いは続かない
初対面時、マナーを持って接していると思います。和やかに会話が弾めばいいですが、意図的に自分以外の人物を演じているとしたら、お見合い後のお付き合いは続きません。
なぜなら、演じ続けなければならないからです。それでは楽しいはずの交際も息苦しくなります。自分を知ってほしいとありのままに出されても、引いてしまいます。どちらにしろ、利己的な振る舞いです。
例えば「話を聞くより話す割合が多いから、自分を控えめにして会話のキャッチボールができるようにしよう」と心がけながらお会いすることと、演じてお会いすることとは違います。
相手が気に入るように演じてしまうようでは事が進むにつれ、居心地が悪くなるものです。
嫌われるのではと不安を持っています。本音が出てしまう前に、自ら別れをきりだすパターンを繰り返すことになりかねません。
思い込みや思考癖がわかると軌道修正がでるので、新たな婚活をはじめるきっかけになります。
また、話を聞いてくれる友人がいるなら、同意するだけではなく考える機会を与えてくれるような友人や知人、恋愛カウンセラーに話をしてみることもおすすめです。
お見合いや初対面からの恋愛シミュレーションを受けてみてもいいでしょう。
癖は自分ではわからないところもあるので、自分ではできていると思っていたことが、実は少しズレていた等も浮き彫りにする手助けになります。
しかし、指摘やアドバイスを受けたことでわかったつもりになっていては、もったいないのではないでしょうか。
諦めではなく悩んでいることは、よりよい方向へ進んでいきたい思いの表れです。
どのぐらい相手の存在を感じ、一緒にいる空間をどのようにしたいのかを考える機会になれれば幸いです。
これまで出会ったかたからは良きご縁となる出会いに近づくよう、ご指導をいただけたという思いにきりかえて、これからのお見合いやパーティーなど、心機一転な出会いやお付き合いをしていきましょう。
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