結婚相談所には、既婚者が登録しているの？

結婚相談所には、既婚者が登録しているの？

最近「結婚相談所には、既婚者が登録しているのですか？」という問い合わせが多数寄せられました。後に知ったのですが、テレビの影響からのようです。
個人的に、しっかりと結婚に対する意識を持った婚活をしたい表れだと感じます。
当会のみならず結婚相談所団体へ加盟している結婚相談所では、入会をする際に公の書類提出をしていないと入会できないシステムです。

■結婚相談所では、独身の確認をします

結婚相談所団体に加盟している結婚相談所では、現在独身で身元がしっかりとした方々がご登録（所属）されていることが前提です。
自社会員だけではなく、同様の書類が提出されている他者会員だからこそ結婚相談所のネットワークが成り立ちます。連絡や相談等、他社とのやり取りがある中で誤魔化しできない、結婚相談所間はチェックできる環境です。

民法第732条（重婚の禁止）の規定に抵触せず、独身であることを証明する公の書類「独身証明書」です。結婚相談所入会時に、独身証明書の提出を求められる、または提出を義務付けている場所での婚活は賢明と言えます。

独身証明書、卒業証明書、収入証明書等。身元を確認する上で何の書類を提出しているのかは、婚活する場においてのバロメーターです。

■婚活サイトの登録時は、セルフセキュリティを強化しよう

婚活サイトと言えども簡易審査で気軽に登録できるサイトから、独身証明書や収入証明等の書類を提出している結婚相談所のネットワークサイトまで様々です。再婚同士、年代等、多様化しています。

結婚相手として出会う条件は一致していても、肝心な内容に触れていない場合は、相手のペースで時が過ぎてしまうことにもなりかねません。

妻子いるのに婚活・宇治市議　議会で謝罪、議員続行訴え　京都

妻子がいるにも関わらず、離婚者のための婚活サイトに登録し、交際相手を探していたことが問題化している宇治市議会の金ケ崎（かながさき）秀明議員（４２）が７日、同市議会全員協議会に出席し、一連の事態を謝罪する一方、「一生懸命に汗をかいて活動をする」として議員を続ける考えを示した。金ケ崎市議は、市民環境常任委員会副委員長の辞任願を提出しているが、市議会は扱いについて後日判断する。一部市議には「議員辞職勧告が必要」との声もある。
金ケ崎市議は「離婚を機に新たな人生を歩む方々のサイトの趣旨を深く理解できず、（サイトを通じて）女性と交流をもつことになったことを深く反省しています」と述べ、謝罪した。
また、女性との間でトラブルが起こり、７日午前、京都家庭裁判所に調停の申し立てを行ったことを明かしたうえで、詳細については「女性のプライバシーも私の家庭のプライバシーもあり一切の説明を控えさせていただきます」とした。
その後の質疑では「サイトの登録では独身だと偽っていたのか」との質問も出たが、同市議は「記憶していない。（独身者を対象にした）サイトの趣旨についてしっかり確認して登録すればよかった」と述べた。

MSN産経ニュース（2013.6.8 02:01）より

独身を偽り登録したことを「当時の記憶がない」と釈明したそうですが、サイトの趣旨を理解せずという以前に、どのようなことを目的に登録したのか伺いたいです。

本気であればあるほど、活動場所の趣旨を理解しておきましょう。

婚活で活動場所を選ぶ基準は、ライフスタイルや活動費用と人それぞれです。
ご年配の人のアドバイスが聞き入れやすいのであれば、母親と同じような年齢層の仲人さんのいる場所で活動するのも一つ。
同世代で自分の状況も感じてくれそうで、友人のようにポンポン言い合えるような場所ともなれば、年代が近いカウンセラーのいる場所で活動するのも一つ。
他人に介入されたくないのであれば、全てを自分で取り仕切る婚活サイトで活動するのも一つです。

自分で取り仕切る婚活サイトの場合、心に留めておいていただきたいことがあります。
「ここでやってみよう」と決めて活動に入るのですから疑心暗鬼な婚活にならないよう、先にセキュリティホールについて考察してください。
何の書類を提出するのか、メールをやり取りをする時は料金が発生するのか、相談時は電話かメールか、何が有料になるのか等。
安心して婚活に思いを注げるよう、セルフセキュリティは大切です。

仲人さんのような第三者がいる場所は、本気で結婚を望んでいるかたへの出会いを整えてます。気になる結婚相談所があれば、足を運んでみてください。

※参考記事：東京弁護士法律事務所
恋愛詐欺・婚活トラブル