一歩先行く「ハレ」と「ケ」婚活のすすめ

「今年は新たな婚活をしたい」とのご相談をいただきました。
場所を変えても、行動や考え方が以前と同じであれば二の足を踏み、二の枚を演じます。そこで、婚活中の内容を伺うと、行動と感情が一定なのがわかりました。

落ち着いた状態とは違い、感情が表に出にくいので理解されるまで時間がかかるタイプでした。だから、誤解された時も多かったことでしょう。

相手に理解を求めるより、まず今の自分でできる行動や感情に色付けというか、日々に抑揚をつけることをおすすめします。

■「ハレ」と「ケ」とは

正月にお節料理をはじめ、年末年始にお酒や美味しい料理をいただいた胃は疲れています。

1月7日は、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ、春の七草を入れた「七草粥」です。

お正月料理の「ハレの日」と七草粥の「ケの日」は、年中行事です。

昔は前日の1月6日夜に「七草囃子」を歌いながら、七草を刻んだそうです。
一種を7回刻み全部で49回刻むなど、各地によって様々だといいます。

正月や節句などの年中行事、冠婚葬祭などの特別な日を晴れの日を「ハレ」、日常を「ケ」といいます。

お節料理は「ハレの日」の料理、質素ですが自然な食材を味わう七草粥は「ケの日」の料理から、年越しの「年越しそば」と、年中行事や行事食には意味があります。
日本の四季折々を大切に食文化からも、日々にメリハリを持つことができます。

日常や婚活に「ハレ」と「ケ」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

■ハレの日も、ケの日も大切

天気のように晴れの日もあれば、雨の日もあります。

恋愛や好きな人ができると、特別な日や特別な時間を愛おしく感じ、会う日のすべてが「ハレの日」と感じます。
メールや電話、好意ある人から一言かけられれば、ハレの瞬間とでもいいましょうか。しかし、このハレの日は長く続きません。

恋愛は「ハレ」、結婚は「ケ」。

結婚式をハレの日といいます。
結婚式は記念日になり、晴れて夫婦になった新婚生活「ハレ」の初々しさは、いずれ「ケ」の日になります。

気持ちの高まりが落ち着き、相手が変わったのではなく、あなたの日常に溶け込んだと言えます。
日常に、結婚記念日や子供の誕生などハレの日があることは、相手の存在を意識する機会ではないでしょうか。

結婚相談所でのお見合やパーティーは、意識して出会うハレの日です。次に会う食事デートなど、ハレの日を意識しています。
初回から数回の食事が、いい例です。

食事にも「ハレ」と「ケ」があります。

インターネットで相手好みのレストランを予約し、ハレの日の場を自ら進んでつくります。

慣れていない場ですから、緊張やぎこちないのはしかたありません。そこで、テーブルマナーやエスコートなど、準備に準備を重ねて、数回のデートで疲れてしまい自らが交際を断ってしまうようでは本末転倒です。

この機会を逃したくないと、一生懸命になることは悪いことではありません。
しかし、結婚した途端に釣った魚に餌をあげない状態だと思われていたら、今後の結婚生活が不安になります。

そもそも、結婚後にどういう生活にするか話し合っておくことが重要です。
その点、結婚相談所の婚活は結婚についてしっかり語り合えるのがメリットだと言えます。

結婚につなげるデートの秘訣は「ハレの日」と「ケの日」のバランスです。

デートはある意味「この人と結婚したら、こんな感じだろうな」とイメージさせます。
自分にとってのあたり前ならいいのですが、非日常は日常を刺激します。

結婚を見据えた人とは、馴染みの定食屋、ラーメンなど、あなたの行きつけの店に連れて行くことはおすすめです。
なぜなら、普段の食べものや出かける場所の好みを知り、伝えることができるからです。

婚活にもあえて「ケの日」や、年中行事を設けてみましょう。




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