上野の森でご縁結び散策をしよう。(五条天神社と花園稲荷神社編)

今年の七夕、何をお願いしましたか?
何気ない場所だからこそ、気づかないというか気にもしないところがあったりするものです。
状況に変化があってから周囲を見渡して「なんだ、こんなところにあったのか!」と再認識したり。近すぎるからこそ、いつでも行けるって思い込んでいるのかもしれませんね。

フォーカスしているものやコトとがあって久しぶりに見直してみたら、西新井大師の時といい、知りたい、伝えたい、誰かが伝えてほしいことって舞い込んでくる、くる、面白さ。

今回は、下町情緒あふれる上野に出没!の前に、ここで質問を。

上野での待ち合わせ場所はどこにしてますか?

美術館などへ行くなら、近い公園口(公園改札)でと思いますが穴場な場所があります。

JR上野駅のパンダ橋口(入谷改札)の横にある「ジャイアントパンダ像」です。

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改札を出て右に広場が見えるのでスグにわかりますし、屋根があるので濡れずにすみます。
ちなみに、駅構内(3F、大連絡橋通路)にはジャイアントパンダよりも小さな「パンダ像」があります。

では、参りましょう!

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2000年にできた「パンダ橋」のお陰で、グルッとまわらなくてもこの橋で公園方面にも楽に行けるようになりました。
橋を渡り公園内に入ると、東京文化会館があります。

右はJR上野駅の公園口方面、左は不忍池方面へ向かう左の道をテクテクと歩いていくと、上野の桜で有名な桜並木にでます。
※位置として、京成上野駅から並木道を大噴水へ向かって歩いていくと左側に朱色の鳥居が見えます。

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時代劇に出てきそうな雰囲気がありまして、石段をくだると右手に花園稲荷神社の社殿がお目見えします。

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こちらは五穀豊穣を司る神です。
「縁を結ぶ」「実を結ぶ」として、様々な「話を結ぶ」と良き結びとなるご縁という、大きなご縁を意味しています。

こじんまりしていて、親しみやすい神社のような気がします。
それは、江戸庶民がここにお供え物をしにきていたことや信仰の深さ。とても身近に神社があったからかもしれません…と感じるのも、後にわかったような。

お参りをすませて振り返ると、また朱色の鳥居がみえるので引き寄せられるように行ってみました。
足を踏み込むと、そこには頭上に赤い提灯がずらっと並んでいて、左折するとガラッと感じが違います。
個人的に厳かな雰囲気を感じたので内部の写真を撮ることは止めました。

こちらは、花園稲荷神社の旧跡でもあります「穴稲荷」といい正式には「忍岡稲荷」とのことです。

お話は江戸時代になりまして、簡易に説明すると…
上野には建物もなく、自然豊かな場所でした。
寛永寺をつくるにあたり、建物も多く人の出入りがあることでこれまで幸せに暮らしていた狐たちは、棲みにくくなってしまったのです。
真夜中、狐たちは天海僧正様にお願いにあがりこれまでのコトを伝えたところ「江戸の町の人々が平和に暮らせるようにと願っていたことが、お前たちにはすまないことをしていた」と、狐が安心して棲めるよう洞を作り、多くの人に呼びかけてあぶらあげなどを供え、狐たちも幸せにくらせるようになったとさ。

自然、動物たちとの共存共栄。
穴の横には、お稲荷様の祠があって、この時代にも共通しているお話なんだと思います。
環境は育んでいかないとですものね。

ご縁を願うだけでなく、育むことを感じざるにはいられませんし、気を新たにさせていただきました。

次に、花園稲荷神社に隣接している医薬祖神「五条天神社」です。

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とても厳かな雰囲気がありまして、こちらは医薬の神様です。
みなさまの無病息災を祈願して、芽の輪をくぐらせていただきました。

動植物、芸術、文化と上野の森は、とても奥深いものがあります。
桜だけでなく四季を感じながら散策をされてみてくださいね。




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