紙一枚の重さ

9月に入り、気づけば更新をしていませんでした。
サバティカルということで、なにとぞ。(笑)

今年の夏は、思い出深いことが色々とありました。
余談ですが、足にもしっかりと

夏の足跡が残っています。
書きたいことはたくさんあったので、今回は少し長くなりそうです。

 

では、本題に入りましょう。

結婚相談所では、戸籍謄本などの公的書類の提出がないと入会できない
システムです。
それは、独身を確認する意味でもありますが偽装を防ぐことにもなります。

 

紙一枚の重さは軽い
紙に込められた思いは重い

 

婚姻によって姓名が変わります。
(ここでは、夫婦別姓議論ではありません)
新たに、二人が記されているということ。

 

ある暑い夜のこと。
久しぶりにお逢いしたお二人。

この夏期休暇で、一気に手続き関係をすませようと計画されていたようで、
様々な手続きや引越し、挙式の打ち合わせなど、いろいろとあるんですよね。
…とビールを飲みながら楽しく、これまでの近況を伺いました。

 

偶然にもその日。
旦那様が役所へ戸籍謄本を取りに行った後とのことで、
二人が記載されている戸籍謄本を見せていただきました。

 

書類を提出していただくので、独身時の戸籍謄本は拝見していますが今、
手にしている戸籍謄本は紙一枚。
ペラ1だけれど、重い。

戸籍謄本を見ながら手が…というよりも、感動して心が震えました。

重圧というものではなく、これまでのプロセスがわかっているだけに
思いんです。

ここにたどり着くまで、あなたの心に耳を傾け自分自身と向き合っていた姿や、
何かに振り回されながら、悩みに陥ったり立ち向かったり。
思い描いているように上手く行かずに諦めかけそうになりながら、
あなたは諦めなかった。
絶対、手にしたい。
あなたにとっての幸せ。

 

掴みに行くのは、あなたです。

 

私は、サポートをさせていただくことしかできません。
エールを送りながら、あえて見守っていた時もありました。
もちろん、誰かが後ろを押してあなたが動き出せるような場面時は、声をかけます。
しかし、あなた自身で決める場面は、あなたの力が必要です。

 

でもね。
準備ができていないとシグナルを見落としてしまうものだと思うんです。

決める時に、不安がないといえばウソになる。
こっちのほうがよかったんじゃないか。とか、様々な思いが過ぎって悩みになるから。
そんな渦中にいても見逃さず、キャッチした真実が、この手にしているものの中にある。

少し無言になっていた私でしたが、そのようなことを思っていました。

穏やかさというか、幸せに香りがあるのなら甘く漂ってくるようなお二人を目の前に、
以前お目にかかった時とは雰囲気が変わっていた感じがします。

 

隣に大切な人がいる

 

安心感、幸福感なのでしょう。
違和感のない二人の時空間がありました。

 

そんなお二人に一冊の本をご紹介…というのも、

YouTubeですでに見ていましたが、出張から帰ったら本を買おうと思っていた矢先、
ネットのニュース欄で著者がお亡くなりになられたことを知りました。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます

最後の授業

著者はカーネギーメロン大学のランディ・パウシュ教授。

動画を見たとき、すい臓ガンで余命3ヶ月から半年だなんて感じられず、
あの情熱とエネルギーに引き込まれました。

実は、読んでいた途中でしたけど親愛なるパートナーや家族のこと、
仕事についてなど「大切なことは何か」を体験を通して伝えている教授の
メッセージは、スタートラインに立っている二人に、
これからの二人の人生を切り開くヒントになるのではと思います。

 

とても印象的だった言葉

夢をかなえる道のりに
障害が立ちはだかったとき、
僕はいつも自分にこう言い聞かせてきた。

 

レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。

 僕たちの行く手を阻むためにあるのではない。

 その壁の向こうにある「何か」を

自分がどれほど真剣に望んでいるか、

証明するチャンスを与えているのだ。

(「最後の授業」より引用)

 

教授にとって人生で手ごわい例外な壁。
それは、愛しい人との出会い。

出会っても、アプローチしなければ何もはじまりません。
心を動かされ、アクションを起こしても、相手にも気持ちがありますし、
ロボットのように相手を思うように動かすことはできないですから。
(39歳でご結婚されました)

教授は、どうしようもなくてお父様に助言を求めたとのことですが、
力強いサポートは、情熱を後押ししてくれたことだと思います。

 

カーネギー・メロン大学の卒業生に向けて行なったスピーチです。
結婚を考えているあなたへ。

 




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